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AK  作者: 回収人の部屋
本戦
23/77

EP22:決戦!No.3(剣道不落)

奥に進んだ3人はいつもどおり大川たちと合流した。ただ、いつもと違うのは剣道だ。セルキたちは剣道が憤っているのをすぐに気づいた。なので、誰も剣道には触れなかった。

するとそこに剣道不落がやってきて「やはり、ここまで来ましたか私の息子とその友人たちよ。」と褒める一方で「…こんな奴に負けるとは、風玄。所詮、分家は分家か」と小声で言っていたが、剣道には聞こえていた。ーすまん、風玄!

そのとき、大川にも当然聞こえていたので剣道の顔を見ると、今まで冷静だった剣道からは見たことがないような恐ろしくおぞましい顔をしていた。剣道は今すぐにでも斬りかかりたかったのだろう、烏丸を持っていた手が震えていた。

不落もその様子に気づき「馬鹿な息子よ、なぜお前は分家の者と仲良くしようとする?なぜあんな者共が散々言われた事に対しそんなに憤る必要がある」と聞いた。ー私は、こうするしか…

剣道はとても低い声で「俺の友達だからだ」と答えた。

不落は怒り、「このバカ息子が!お前はあいつらと一緒に居すぎたのだな!私がお前を死という制裁で目を覚まさせてやる!」と言い構えた。ー…こうするしか、無いのだ!

剣道はとうとう怒りが爆発し「うるさいんだよゴミ親父!俺がその腐った性根を叩き直してやる!」と言って構えた。

剣道はセルキたちに「あまり手は出さないでいただきたい、家族の問題なので。…いや、元を付けたほうが良いですかね。とにかく俺が決着をつけないといけないんだ。あの人達を愚弄する親父殿こいつを」とキャラが変わったかのように話してきたのでさすがのセルキも「お、応」と恐る恐る返した。だが、皆はこう思った。やばいときくらいはサポートしてあげようと。

剣道は怒り補正があるせいか今までより凄い速さで不落に近づいた。そこから一気に斬りかかろうとするが、不落はこれを予想していたかのように受け流し、カウンターを仕掛けた。剣道もまたこのカウンターを受け流し、拮抗を続けていた。

不落は「ちょっとは成長しているようだな。穴熊め、手を抜いたのか?」と笑ったあと、「こうなるなら、こんなことをする意味はなかったのだろうな。」と呟いた。だが、その声は剣道に届かず、剣道の怒りはどんどん増していた。だが、まだ抑えている方ではある。剣道は分かっていた。今の自分じゃこれ以上怒りを上げてしまうと神経が切れてしまうかもと。

だが、それでも憤りは収まらず、「ゴミ…親父っ!…お前は…自分の子供をも…嘲笑うのか…!」と怒りながら問いかけた。不落は「何を言っているんだ?跡取りとして活躍の見込みがないものを愚弄して何が悪いのだ?」と答えた。ー違う…私は、お前たちにあいつらの手が回らぬように…!

剣道はとうとう怒りのピークに達して人ならざる奇声を上げてその奇声は響き渡った。剣道は更に速度を上げた。

不落は「な、何をしているんだ!そんなに兄が愚弄されたのが憎ったらしいのか!ならば言おう。私も出来が悪い貴様ら兄弟にうんざりしていたのだ!今だってそうだ!そんなことをしていたら体力を激しく消耗するだけだぞ!…まぁ、それが狙いだが。私は身を固めさせてもらうとしよう。『城天壁貫』!」と言うと、地面から城壁が現れ、不落を囲むような形になった。ー済まない。済まない…!

剣道は壁を登ろうとするも、反り立っていて到底登れない。壁の穴からは木刀が出てきており、剣道を勢いよくつついている。一方的に剣道の体力が削がれることに嫌気が差したセルキたちは「サポートいくぞ」とセルキが言い、「「「応」」」と答えた。

セルキは「大川、バフ送れ!魔導は何か上から攻撃できるやつを頼む!俺とゴーキンは城壁の破壊を試みる!」とここに来てリーダーっぽい指示を出した。皆言われた通りのことをした。

大川は『付加曲:強化』を使い、セルキ、ゴーキン、剣道、魔導の強化を行った。魔導は『魔電:雷雲陣』を発動した。不落の城壁の上に雷雲が生まれ、一発中にいる不落に落とした。

「ガハッ」という音がしたので、上はがら空きだということが分かった。セルキとゴーキンは剣道と共に城壁の破壊を試みる。剣道は「やめろ…これは…家族のm…」と少し言いかけたときセルキが「…お前は昔っから悩みを話さなすぎだ。まあ、俺は馬鹿だからあまり相談できねえんだろうがよ、たまにゃサポートしてもいいだろ?」と言ってきた。剣道は「…ありがとう。」と怒りが収まっていく。

セルキが「剣道、上から叩き込め。上はがら空きだ。」と言い、脚が置ける様に手を置いた。剣道は一旦遠くに離れて助走をつけてセルキの手から飛び、城壁の真上に行った。一度収まった怒りが不落が少しくつろいでいる姿を見て再熱した。「…ごみ親父ぃぃぃぃ!」そういった後剣道は『盗剣:火炎撃』を放ち、不落の核を斬った。

そう思ったが、不落は城壁を解除してすんでの所で回避していた。しかし、左肩から斬り落とされていた。

自分の左手が斬り落とされたことに対し不落は「なぜだぁぁぁぁ!?なぜ、こんな出来の悪い次男がここまで強くなるのだ!次男は長男より強くなるはずがないのだ!私の思い描いた理想が崩れてしまうではないか!この…お前のせいだ古次郎!なぜ、なぜそこまで強くなれる!?」と不落は苛立ちながら剣道に聞いてきた。ーこんなやり方しか私は出来ないのか!

剣道は冷静さを取り戻し「あなたには永遠にわからないでしょうね。…大切な人が、大事にしたい人が、そしてなにより仲間が、友がいるからですよ」と答えると不落は「納得ができぬのだ!私達武士は常に孤狼なのだ!仲間?友?そんなものは弱者が大切にするものだ!強者は常に孤独!弱者は人がいないと戦えぬ!ずっとそうだったはずなのだ!」と暴論をかまし始めた。ーこう…するしか…

城天壁貫 城の壁のように高く、反りがついている壁を形成し、側には穴が空いていてそこから木刀が飛び出しつついたり殴ったり可能のまさに攻防両刀型の技である。ただ弱点は上ががら空きということである。

魔電:雷雲陣 対象の真上に雷雲を生み出す。そのまま本物の雷と同じ威力で攻撃する。

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