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AK  作者: 回収人の部屋
本戦
20/77

EP19:旧友対決

また1週間が経ち、3回目の闘技場もどきが出てきたのでまた入っていつもどおり、大川と魔導がかごに入れられた。もう慣れたものである。次の中ボスと思われるNo.3が現れた。その姿を見た瞬間剣道は恐怖と憎悪が入り混じったような顔になっていた。

「やあ、我が息子:古次郎とその友達よ。私は剣道古次郎の父親の剣道不落だ。息子がお世話になっております」とかなり丁寧に接してきたのでセルキたちは困惑していた。「なあ、ちっせえときにお前から聞いてた野郎とはちげえんだけど?」とセルキが聞いてきたので剣道は「外っ面は気にする人だよ。」と答えた。

すると不落は「…ったく、剣道家の長男たるものが次男であるもともと出来損ないだった奴に負けるとはな。」と剣道の兄である剣道穴熊をまるでゴミのように言い放った。その言い草に対し、剣道は怒りを隠せていなかった。

「まあ、せいぜい私のもとに辿り着くがいい。もっとも、辿り着いてきたところで貴様が負けることは目に見えているがな」と言い放ち奥の方に向かった。「…剣道」とゴーキンが言うと、剣道は「…大丈夫だよ。俺はただ、あんなに溺愛していた、そしてなにより俺が慕っていた兄者をゴミのように言ったことが許せなかっただけだよ。さ、行こう。絶対あの父親だけは許せないからね」といつもどおりのような言い方をしているが、セルキとゴーキンは気づいていた。

剣道があの父親に対しどれだけの憤りを持っているのかを。だが、そのことを口には出さずにすこし頷いて先に進んでいつもどおり三方向に別れた。

セルキがまた道なりに進むと奥にはピンク色に髪を染めた青年が立っていた。セルキは「げっ、ここに来てお前かよ獄田」と言うと、「へへ。やぁーっと会えたぜセルキ。」とその青年、獄田桃矢ごくでんとうやが言った。

「…いや、お前が俺を憎む理由はわかるけどよ、お前なんで死んだんだ?」と聞くと、「…無理心中だよこんちくしょう。」と答えた。

「…やっぱ『あの件』なのか?お前の親の犯罪を俺たちが暴いて且つ警察の目につくように仕向けたことに。」とまた聞くと、「ああ、忘れてなかったんだな良かったぜ。なら話が早いな、おかげで仕事もクビになっちまってなぁ。生活できなくなって無理心中だ!お前が、お前らがあんな行動をしなかったらこうはなってなかったんだよ!お前のことはダチだと思ってたのによ!」と叫んだがセルキは「いや、元々おめえの親があんなことしなかったr…」「るせえ!なにがどうであれ、お前はぜってぇに許さねえんだよ!」とまた叫ぶので「ああ、ああ、わーった、わーった。そんなに殺りあいてえならよ…来いよ。どのみちおめえは倒さなきゃなんだからよ」と言ったので獄田は「言われなくても殺るよ、くそが!」と言った。

セルキーは早速、獄田に迫ろうとした。が、獄田の右手から急に禍々しい炎が飛び出してきて、セルキは咄嗟に避けたが、掠ってしまった。セルキは掠った程度ならと思い、再び接近を試みた。

獄田はーバカの一つ覚えかよと思いながらまた炎を右手から出してセルキにぶつけようとしたが、セルキは体勢を低くして避けて攻撃しようとしたが、獄田は降ろしていた左手から炎を出してセルキにぶつけようとするが、セルキは感づいて避けたがやはり掠っていた。

が、セルキは違和感を覚えた。さっきより火傷の広がりが大きくなっていたのである。ここで獄田が、「どうだすげぇだろ?これが授かった力の地獄炎ヘルバーンだ!」と意気揚々に話しかけてきた。「ちっ」とセルキは舌打ちしながら話す獄田に問答無用で切りかかった。

すると、セルキは「んだありゃ?」とゴーキンの方を向いた獄田は「余所見してんじゃぁねぇよ!」また炎を出したが、セルキは『聖舞:光明獄園』を放ち、地獄炎を掻き消した。セルキはそのまま進み、獄田に攻撃を仕掛けた。獄田はそれに立ち向かうかのように地獄炎を放って放って放ちまくっていた。

が、セルキは慣れてきたのか軽々とかわして獄田にダメージを負わせた。獄田は退き、「なぁ、セルキ。俺は、俺たち家族は死んだ後一回地獄に落ちちまったんだよ。そこでとても苦しい日々を味わっていたんだ。鬼どもはある人間の作る美味そうな料理を俺たち罪人に見せびらかしては貪り食らうのが日常茶飯事だったんだよ。お前にわかるか?この屈辱的なことが。」セルキは「あ、ああ」と返した。だが、心の中ではーいや、知らねえし!と思っていた。

獄田は続けて「だが、そんな地獄から救ってくれたのがレイ神だ。レイ神は俺に地獄の炎を力として与えてくれた。そして俺は確信した。これでてめぇを倒せるってなぁ」と獄田は話した。そして、いきなり獄田は両手を前に突き出して地獄炎を出した。「この地獄の炎×2に焼かれて死にやがれ!セルキ・マッカントリー!『ヘルグレアインパクト』!」と凄まじいほどの火力を持った地獄炎を放ってきたので、セルキは「んなもん掻き消してやるぜ!」と『聖舞:光明獄園』を放った。

最初こそはセルキが優勢だったが、徐々に地獄炎が光明獄園の力を消し始めた。セルキは完全に消えてしまうのも時間の問題だと思い、光明獄園を解除して、息を整えて「やるぞ、闇!」とセルキは取得したばかりの50%の闇を開放した。

そしてシャツを脱ぎ捨てて、上裸の状態で地獄炎を受けその最中に再び『聖舞:光明獄園』を放ってなんとか掻き消した。獄田はまた『ヘルグレアインパクト』を準備するが、その間にセルキは腹を物理的に割ってそこからは闇の力で無数の手を腹から出した。その様子に獄田は気持ち悪くなった。

「今度はこっちだぜ獄田!『極舞:百手怨弾撃』!」と無数の手を獄田に向かって放った。その無数の手は獄田の放った地獄炎を無効化するどころか吸収して更に大きく太くなっていた。「そいつは聖なるもの…光とか天とかじゃねえと消えねえんだよな。そして、闇の力…つまりは地獄なんかもこちらがわ対象に入っていて、吸収しちまうんだよ。つまり、お前にとっては天敵っつうことだ。さあ獄田、この技の実験台になってもらうぜ。」とセルキは言い、獄田に対して無数の手を何度も、何度も獄田が戦意喪失するまで、気絶するまで殴り殺しを繰り返した。まあ、幽霊なんで核が壊れるまでは死にはしないんですが。

そして、セルキは獄田がなかなか気絶してくれず、ましてやこちらに対し「…くそ…ったれが!…俺はまだ…負けねえんだよ!お前を…ぜってぇに…道連れに…して…やるからな!」と叫んでくる始末。これに対してセルキは「いい加減諦めて楽になっちまえよ獄田。今更生きることに執着したって変わらねえよ。家族とちゃんと反省してこいよ。俺も寿命で死んじまったらそっちに行くと思うからな。向こうではよ、まあ…話あいでもしようぜ?」と言った。

その発言に対して獄田はーああ、そうなのか…だったら、もういいのかもしれねぇな。向こうでずっと殺りあいできんなら先に向こうで待っておくのもな。と先程までとは打って変わって楽になる方を選んだ。「そうか…なら…しばらく向こうで…待つのも…悪くは…ねぇかな」と獄田は倒れた。セルキは倒れて気絶した獄田に対して「ごめんな、獄田」と言い、獄田の核を破壊した。獄田は気絶しているので何も話さなかったが、セルキには最後に獄田が「ありがとう」と言ったような気がした。セルキはー感謝されるようなことしたっけかな?と思い考えながら先へと進んでいった。

獄田は閻魔大王の前にいた。閻魔大王は獄田に「なぜ貴様は最後に彼に『ありがとう』と言ったのだ?憎むべき相手だったんじゃないのか?」と不思議そうに聞いた。

獄田は「そうですね…強いて言うのなら親を失望して家出する理由を作ってくれたこと…ぐらいですかね?確かに、一家を崩壊させて無理心中させたことに対しては恨んでいますが、俺がもっと早くに家を出ておけば良かったんですよ。…あいつは、あいつらは前から全く変わっていないんですよ」と答え、

「お願いがあります。俺を無限地獄に幽閉してください。」と言うが、閻魔大王は「違うな、獄田桃矢。本当は『俺の親を無限地獄に幽閉してください』だろ?まあ、元よりあの二人はその予定だったからな。貴様は地獄ここで彼を待つといい。…以前は友だった彼を」と言った。

獄田は「ありがとうございます」と言うと、大人しく鬼たちに連れて行かれた。ーセルキ、お前は地獄こっちに来ねぇ気がするんだ。『大切なものを守るために』頑張れよ。と獄田は地獄に戻る前に思っていた。

ヘルグレアインパクト 獄田の地獄炎ヘルバーンを両手から出し前に突き出して合金の壁を半壊させる高火力を放つ。だたし、軌道を変えることはできず、一直線にしか伸びないので対処方法は可能。

極舞:百手怨弾撃 ガルドラとの戦いのときに暴走した技。セルキの中にある闇の力を50%開放させることで発動が可能になる。腹の中から無数の手が出てきて相手を気絶するまで殴り続ける。

                                         …グロいかな?

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