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AK  作者: 回収人の部屋
本戦
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EP11:ライバル対決

1週間後に闘技場のようなものが再び出てきた。ーまたですかい、そうですかい。とAKの皆は思った。

そしてまた五人が中に入ると、流れ的にNo.5の次、No.4と思われる人物がいた。すると、先頭にいたセルキが立ち止まっていた。ふと顔を見ると瞳孔を思いっきり開いて、歯を食いしばり「くそ野郎…!」と唸っていた。

すると、その人物が「どうも、俺はNo.4でセルキに殺された叔父のガルドラ・セリトリーだ。さてさて、非戦闘員のそこのガキ二人には戦闘員の3にんが来るまでおとなしくしといてもらうぜ。」と、自己紹介を勝手にし始めた。

すると、大川と魔導は再び、檻の中に入れられた。「精々頑張れよ、特に俺を通報したセルキ。てめえの相手はてめえを一番恨んでいるかもしれねえやつだからな…。クックックッ、俺に殺されるまでくたばるんじゃねえぞ!そうじゃなきゃ復讐できねえからな」そういうと、ガルドラは奥の方にいった。

「セルキ君。あれが君の家族を殺した叔父なのか?」と剣道が聞くと、「…そうだよ、逆恨みにも程がある。俺は警察に通報しただけだ。あいつはそれだけのことをしたからな。」そうセルキが答えると剣道とゴーキンは黙ってしまった。「おら、早く行くぞ」そうセルキが少し大きな声で言うと、ゴーキンたちも歩み始めた。

セルキが道なりに歩くと、そこにはセルキと同じくらいの青年が立っていた。その青年はセルキを見るなり「よお、仕事を根こそぎ奪ったライバル野郎」と言い出した。セルキは「毒巻乾か」と答えたが、「いや違うな。その名前は生前のだ。今の俺の名は『ポイズル・ガルアード』だ」「…ああ、そうかよ。」と何気ない会話をとった。

「俺がなんで怒っているか分かるよな!?セルキ」とポイズルが言うと、「てめえらの生前のチーム『正罰』と俺達『極裁』のやってたことが同じでお前らに来ていた依頼がこっちに流れてきたから…だろ?くだらねえ。」とセルキが最後にボソッと言った。

すると、「何がくだらねえだぁ!?俺達はお前らがやっている仕事が俺達と似ているとして俺達は間違われて襲われて死んじまったんだ!だから、俺は『極裁』のやつら…特に、リーダーのてめえが一番気に食わねえんだよ。そんときだな、レイ・グランティナスに出会ったのは。そして俺にてめえに復讐できるように力をくれたんだ。」

「はっ、どんな力をもらったか知らねえが、俺たちはお前らを冥界に送り届けるだけだ。」とセルキは間合いを詰めて攻撃が当たるといったところでセルキは手に違和感を覚えた。

そして手を見ると、紫色の何かがまとわりついていて、セルキの体を蝕むかのように広がっていった。セルキは一旦離れ、その何かを振り払った。すると、地面に落ちたその何かはべちょという音を出し、じゅわっと地面に溶けていった。

「…ちきしょう、厄介な力だなクソが。その名前の通り『毒』か」とセルキが言うと、「そうだよセルキ。てめえを苦しませながら殺るにはこれが一番だからな。…さてとだ、もう話はやめてお前を殺るとするよ。」そういうとポイズルは自分の両手を地面の中に入れたかと思うと、突然地面が揺らいだ。

「んだよこれは!?なっ!?」セルキが地面を見ると、地面が液状化現象を起こしていた。「この地面の表面を毒に変えて俺の力となれ!『ポイドミックハザード』!」そうポイズルが叫ぶと、地面の表面全てがポイズルの方に向かい、それら全てが毒に変わり一つの大きな球になると、その球は小さな球や細石器のような形のもの、矢の形状になったりと様々なものに変形していた。

そして、ポイズルが「行け!」というと、その毒全てがセルキの方に突撃してきた。セルキは『乱舞:鬼殺し』で毒を弾き飛ばすが、飛び散った毒がセルキにかかり、セルキを蝕んでいった。その毒を振り払おうとセルキは揺れるが、そうこうしている間にも毒は容赦なくセルキに突撃してきて、セルキは何発も何発もくらった。

そして、ポイズルの毒がセルキの体を三分の一程侵食していったところでセルキは動かなくなった。だが、決して毒にやられてしまったからというだけではない。セルキは考えていた。よくゲームなどで毒やら呪いやらを打ち消すものを。

ー薬草か?いや、それらしきものをあいつがそこらへんにおくわけねえし、俺の新しい技が出来たとしても、そういうふうな技じゃねえしな。可能性があるなら…光とかか?よくゲームとかではそういうのがあるが…やってみるか。そんなことをセルキは考えていた。そして、精神統一をしているので、セルキは動いていなかったのである。

それを知らないポイズルはセルキが完全にくたばったと思い込み、戻ろうとした時、セルキの鎌は光り始めた。そして、その光はポイズルの毒を消し飛ばした。「…は?おい…ふざけんなよ。くたばってなかったのかよ畜生!なら、もう一度だ、『ポイドミックハザード』!」ともう一度毒の塊を形成しようとした瞬間、セルキが「毒巻ぃ…さっきのお返しだ!『聖舞:光明獄園』!」そういって鎌から出ている光がポイズルの毒を打ち消しながら、ポイズルの方へ一直線に発射されて、ポイズルは真正面からその光を受けて立ちくらみを起こした。

そのすきに、セルキは毒が消えたことを確認すると、一気にポイズルとの間を詰めてきて、至近距離で『乱舞:鬼殺し』を放ち、ポイズルの核を同じ用に左手で破壊した。

「…こっちでもてめえには勝てねえのかよ。くそっ」そうポイズルがつぶやくと、セルキが近づいてきた。「負け組の死に様を拝みに来たのか?」と嫌味混じりにポイズルはセルキに言った。それをセルキは黙って聞いていた。「皮肉なことだ。皆死んじまったのに、皆お前らを恨んでいたと思っていたのに、あいつらは恨みを残して此処にとどまると思っていたのに、皆向こうに逝っちまった。…おれだけだったんだよ、お前らをひどく恨んでいたのは。皆心のうちでは『仕方のないことだ。』と思っていたんだろうな。いや、他人事じゃないな。俺も思っていたのかもしれないけど、それを忘れてしまうくらいに怒りに取り憑かれていたんだな。それをまんまと利用されてしまった。」

するとセルキは、「だったら力を持たずにここで俺達を待つか、俺達を呪う怨霊とかでも良かったんじゃないのか?」と聞くと、「…俺たち亡き者である亡霊たちの神:レイ・グランティナスと俺の思いが少しだけ似てたってだけだ。それは、セルキお前達ともだ。」とポイズルは言った。

「…『あの計画』か…?」とセルキが聞くと、「ああ、そうさ。俺たち『正罰』…つまり、てめえら『極裁』とも似ているってことだ。」「どういうことだ?」「そこまでしか言えねえな。…ただ、今思うととんでもねえことなのかもな。まあ、ライバルからなんだけどな、頑張れよ」そう言い残すとポイズルは消えた。

「…とりあえず進むか。行ってくるぜ毒巻。おめえら『正罰』のやつらの分まで俺が代わりにやってやる」そう言って、セルキは奥に進んだ。

ポイドミックハザード 一定距離範囲内の地表を毒に変えて一つの球にしたあと、小さな球などに変化させて攻撃する。


聖舞:光明獄園 神々しい光を一直線に放ち、弱体化や状態異常を無力化したり、その光で敵をくらませることも可能となる。読み方は『こうみょうごくえん』ではなく、『こうめいごくえん』である。

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