プロローグ:現世に一度サヨナラを
『極裁』それは互いに大切な者たちを守るため、救うために結成した五人の孤児院出身の半暴力団である。この物語はそんな『極裁』が死神としてあの世から現世のために活動する話である。
2021年11月23日、「セルキ!もうやめろって!」と『極裁』副リーダーであるゴーキンは言うが、
「うるせぇ!こいつは俺のダチを…!」とリーダーのセルキはやめずに殴る。そうこうしているうちにエスカレートしていき、ついには警察まで来た。
「君達だね!ここらで暴れているっていう集団は」と『極裁』のセルキ・マッカントリー、ゴーキン・リカマラ、剣道古次郎、大川鼓太郎、魔導術式は取り押さえられてしまう。
彼等は未成年だ。それほど重い罰はないと思っていただろう。捕まってもせいぜい少年院だろうと。
セルキには、雪という彼女がいた。彼女は中学の時にいじめられ、そこをセルキが助けた。そこから付き合い始めた。それさえ分かってくれれば大丈夫なはずだとそんな刑罰を知らない高校生みたいなことをセルキは思っていた。
が、その判決はセルキを辛い現実に戻すものだった。「被告:『極裁』全員を死神刑に処す!」
「……は?」死神刑。それは一度死に、死神となってあの世を彷徨う悪霊を現世に行かせないようにするもの。成功して責務を全うできればしたときに現世に帰れるが、失敗する・できなければ死刑と同等だ。なお成功確率は1%未満。俺達は1週間、獄中で生活する。セルキは激昂したが罪が増えるだけなので、諦めた。
獄中で「すまねえ。あの時俺が止まっていれば!」とセルキは言う。
「いや、俺達がもっと早く止めてればよかったんだ」と優しくゴーキンは言う。
「いずれにしても、遅かれ早かれ捕まるのは見えていた。確定的な死刑になる前だっただけマシだ」と剣道は冷静に言う。
「でも…もし駄目だったら?そうなったら死刑と同じなんでしょ?おいらは怖いよ」と震えながら大川は言う。
「どのみちこうなることは見えてて俺達は結成した。そうだろ?リーダー」と魔導は言う。
「…あぁ。そうだな。俺は覚悟を決めた。お前らはどうなんだ」
「決まっているさ。」とゴーキン、剣道、魔導は少し笑ってセルキに言った。
少し間が空いて大川が「皆が決めてるなら、おいらも覚悟を決めるよ。」と言った。
1週間が経ち、いよいよその日が来た。適正かどうかは執行時に言われる。執行台に立たされ遂に来た。すぐに執行されたが、セルキは最後に「いってくる。必ず戻る」そう言っているような気がした雪は小さくうなずいた。
セルキ達が目を覚ますとそこは現世と同じ景色が広がっていたが、違っていたのは霊たちが彷徨っていたことだった。奇跡的な確率を彼らは乗り越えたのであった。
ここらへんって、自分でも思うけど設定めちゃくちゃすぎるwwwけどまぁ、いろいろ世界観とかを入れようとしたらこうなってしまった。申し訳ありません。私は、短い文章で内容を多く入れようとしているただの初心者です。それこそこの回がとくにそうなっています。そこの所ご了承宜しくおねがいします。