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リコレクトコード  作者: 有須乃
~第二幕:未知の歴史へ導く者
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【第十六章】蒼穹を駆る者と、霜弓で狩る者


 突如アルメリア王国に現れた宿敵とも呼べる存在、影の怪物。

 いまだにその正体も出現元もわからない謎の存在ではあるが、

 ひとつだけわかるのは、見掛けても野放しにはできないものということ。

 アルメリアへ訪れていたセルディアとアーバントが見掛けてしまったのは、

 幸か不幸か…。

 はたまた偶然か必然か…。

 それでも、目にしてしまった以上見なかったことには到底できず、

 対抗策があるアーバントだけではなく、標的…囮となる覚悟で

 セルディアも怪物へと向かった。やはりその力を感じてか、存在に気付いてか、

 蒼炎のセルディアへと向かう影の怪物。

 それを上手く誘導して町から離れれば、適当な広さを持つ空中戦へと持ち込んだ。


 それを町から見上げていた、束ねた紫の髪をなびかせる男…。

 その瞳は彼らの勝利を願い、ただ信じているように見えた――。



 思った通りに簡単に誘導できたところを見ると、

 やはり影の怪物とだけあって、頭はそんなに良くなさそうだった。

 蒼炎を喰いたいだけ、ただ欲しいだけ。

 そんな欲求と好奇心だけで動く人形のようでもある。

 だいぶ町から離れたところで二手に分かれて飛んでいくと、

 影の怪物は、やはり白鴉はくあのアーバントには目もくれず、

 黒鴉からすに跨がるセルディアの方へ引き付けられている。


 しかし、先程とは変わって、追いかける必要がなくなった途端に、

 捕まえようと無造作に振り下ろされる腕。それを難なくスルリと避わしていくが、

 その都度振り下ろされた手が地面に叩き付けられて地響きが起きる。

 このまま続けていては、どちらにせよ町に被害が出てしまう。

 長期化すればその被害すらより大きくなるだろう。

 離れて距離を取ったとはいえ、

 小さな地震が続けば国民は不安を覚え、恐怖を感じ続けてしまう。

 早々にどうにか打開策を取らなければ…、とセルディアは囮役でも

 他にできることはあると、反対側を飛ぶアーバントへ声を張り上げた。


 「どう動けばいいですかッ!?」


 張り上げた声は空間を貫くように届き、

 影の怪物の背面から機会を伺うアーバントは、獲物を狙う目は一切外さず、

 隙を逃さないながらもすぐさま返事を届けてくれた。


 「一撃で二つに裂けるのがベストなのですが…ッ!

  暴れ回るので、なかなか…ッ…。」


 角度や高度を調整しても、腕を振るいまくっては暴れる為に

 狙いが定まらないようで、どうにか早く決着を着けたいのに

 出来ないもどかしさと焦りで、アーバントの言葉からも珍しく詰まった声が零れた。

 無邪気に、子供が飛んでいる虫を捕まえようとする動作に似ており、

 予測不可能な動作でもある。しかし、避わす黒鴉からすにも体力の限界がある。

 それを迎えてしまえば自分ごと最悪の事態となってしまう。


 …早くしなければ。

 どうにかヤツの動きを鈍らせるか止めて、

 隙を作りさえすればアーバントが後はどうにかしてくれる。


 ――――ならば……。


 「…ドール達、…ごめん。ちょっと怖いかも…。」


 「ウ?」


 黒鴉からすの姿である三人の屍達の声が重なって聴こえた瞬間、

 セルディアは手元に蒼い炎をまとわせる。


 「!」


 ほんの一瞬の出来事だった。

 蒼炎をまとった瞬間に、影の怪物は両手を伸ばしてきたのだ。

 避わそうとした黒鴉からすに制止をかけると、グッとこらえて留まり、

 向けられた手に対してセルディアは、

 自分も思い切り両手を突き出してバリアを貼る。すると、

 ただセルディアを捕まえようと伸ばされた怪物の手は、ゴツンとぶつかって

 弾き返された。その事態に「?」となり、何度も壁に手を付くようにぶつけるが、

 たったのそんなことなのに、やはり蒼いバリアには

 激しいノイズが走るように光が揺らぐ。このままではすぐにまた貫かれるだろう。

 それほどに、彼女自身が"無駄なこと"と思うのを痛感させられる。


 そして、痺れを切らしたかのように怪物は大きく振りかぶり――


 「降下ッ!!!!」


 ――――貫く。


 ガシャーーンとガラスが砕け散るように飛散する。

 しかし、その手はセルディアに触れることはなく、

 砕ける前に響いた彼女の声に従い、黒鴉からすは素早く降下して逃れていた。

 突然砕けたバリアの音と存在に驚いたのは影の怪物の方で、

 その瞬間に隙が生まれる。

 が、あまりにも危険な賭けをしたセルディアを目の当たりにしてしまい、

 焦ってしまったアーバントは完全にその隙を行動に移せずにいた。

 気が散ってしまったのだ。


 「…捕らえた。」


 不意に、アーバントの下の方から声が届く。

 それは間違えようもないセルディアのもの。

 隙を逃してしまった思考が返り、何事かと視線を下ろすと、

 セルディアの手にはあおではなく、あかい炎が渦巻いていた。


 「グ、ァ…?」


 怪物の呻き声が聞こえると、その腕にもあかい炎がまとわり付いており、

 両腕の自由を奪っていた。浮上しながら距離を取る黒鴉からす

 その上のセルディアの手の炎と同じものが、

 知らない内に怪物の腕にまとわり付いていたのだ。

 蒼炎とは違い、普通の炎属性の束縛魔法だとわかる。

 その炎は空気に晒されて冷えると鎖へと姿を変え、

 ガッチリと怪物の両腕を縛り上げた。

 

 今こそ叩き斬れるチャンス!と角度とタイミングを合わせたアーバント。

 先程(のが)してしまったチャンスを再度準備してくれたセルディアとドール達を、

 アルメリアの民を守る為、全てを決める一撃を放つ準備を整える。


 ――その時、予想を裏切る一撃が放たれる。


 「ひ、あッ!?」

 「グ、ウゥウ!!?」


 似たような悲鳴が同時に届くと、

 目の前で影の怪物の腕がドール達、黒鴉からすを叩き落とした。


 「セルディア王!!? ドール!?」


 グラリと揺らいだ黒い体を見て声を張り上げるが、その原因に目を疑う。



 影の怪物の背中、そこからもう一本腕が生えていたのだ。



 予想外な腕の出現に、驚きと気色悪さが同時に衝撃となってアーバントを襲う。

 しかしそんなことでは怯まず、

 すぐに落とされたセルディアとドール達を心配するが…


 セルディアの姿がない。


 どこかに落ちたのか!? と辺りを見渡すも、バランスを崩された黒鴉からすが、

 何とか痛みをこらえて飛ぶ姿は確認できた。

 何とか無事のようだが、飛び続けるのは不可能だろう。既に高度が上がらずにいた。

 下手をすると誰か一人が致命的なダメージを受けたのかもしれない。

 セルディアも既に落とされたとしたら無事なのか心配ではあるが、

 落ちたのなら影の怪物がそこを目指すはず。

 酷い作戦だろうが、それならばそれで居場所もわかり、隙も生まれて討てるだろう。

 そう心を殺して顔を上げると、背中から生えた腕の上に…

 ――何か、いる。

 それはもちろん、セルディアだった。

 突然の新手の腕から攻撃された時、自慢の運動神経で受け身を取り、

 何とか腕の上へとしがみついて落下を免れたのだろう。


 影の怪物もさすがに顔は後ろに無い為、おそらく気付いていないのだろう。

 それは幸運でもある。

 だが、蒼炎の気配は消えずに在る為、彷徨さまようように、

 探すように影の怪物はキョロキョロとしていた。

 それでも一度巻き付いた鎖は存在しており、

 その動きはかなり封じることが出来ている。だが、やはり背中の腕は邪魔である。


 その時、腕にいたセルディアは一気に指先へと駆け上がり、

 その足場を最後に強く蹴っては宙に舞い、魔法を構える。

 腕もその魔力に反応して、振り払い捕まえようと動くが、

 それよりも魔法の方が早かった。


 「拘束せよ…!」


 セルディアの凛とした声が響くと、捕まえようと迫った掌をあかく大きな剣が貫き、

 その手と体を一本の剣で串刺しにする。

 背中から串刺しに拘束された影の怪物を見て、

 アーバントは鳥の姿から人の姿へと戻り、両手に構えた大鎌を振りかぶる。


 金の光と舞い散る白い羽。

 その輝きをまとうように現れた黒衣の男は、輝きを鎌へ宿せば大きな月輪を描く。


 「大人しく…還ることですねッ!!!」


 空気ごと斬り裂く音が響き渡ると、影の怪物は身動きを奪われたように固まり、

 ゆっくりと前のめりに崩れ落ちる。

 倒れ込む前、その身は二つに分かれて粒となって消滅していく。

 一撃で確実に標的の息の根を止める。

 隙を作らないと出来ないわざではあるが、そのタイミングさえ作り出せれば

 完遂できる実力を持つアーバント。それを、その彼を、信じての行動だった。


 しかし。

 アーバントは強く歯を噛み締めるように顔をしかめ、

 すぐに再び鳥の姿へ戻ると一気に身を翻す。

 その飛び方はあまりにも速く、己の身が傷付こうと構わずに一目散に飛んで行く。

 森へ突っ込み、木々の枝に体や羽を掠めても気にせず、上手く避わしながら急ぐ。


 「(間に…合え…ッ!!)」


 地面に付くか付かないかの所へ滑り込むようにホバリングし、

 背中に衝撃を受け止めてから再度ゆっくりと浮上する。

 地面から離れていき、ゆっくりと森を抜けて上空に戻って来ると、

 背中にあった存在はもそりと動いて背中を掴んだ。


 「…ありがとうございます。アーバント…。」


 小さく安心しながら、それでも謝るような控えめな声で告げられた言葉は

 セルディアからである。その相変わらずの様子と声に安堵を覚え、

 アーバントは詰めていた息を一気に吐き出す。


 「っ、はああぁぁ~~~っ! さすがに…焦りました…。」


 「…すみません…。」


 「本当に! お気を付けください!

  貴女が無茶をすればするだけ、わたくしの寿命が縮むのです!」


 「…はい。」


 焦って高鳴った心臓を鎮める為に、大きく息を吐きながら叱るアーバントだが、

 それが、怒りより心底心配だったのだと声色でわかる。

 それを感じたセルディアの最後の返事は、どこか小さく笑ったようで、

 叱った気持ちごと風に流されていく感覚がした。

 「まったく…」とアーバントもそれ以上の言葉を告げることはなく、

 ただ小さく笑ってはゆっくりとアルメリア城下町へと戻って行く。


 帰り際、影の怪物が倒れた場所を確認したが、やはり前の時と同じく、

 倒された木々が痛々しく残っているものの、

 影の怪物自体の姿は綺麗に無くなっていた。

 まるで、最初から何も無かったかのように消えてしまっている…。

 だが、戦いがあったのは、不自然に倒された木々が物語っている。

 幻影などではない、夢でもない、現実だ。


 穏やかな風を受けながら、セルディアは倒された木々の方向を静かに見つめていた。


 「ウゥ…! ゥウウー…!」


 パタパタと、下から羽音と声が聞こえて視線を落とすと、

 不器用に飛びながらも必死に近寄ろうとする黒鴉からすが見えた。

 おそらく、セルディアを心配して駆け寄りたいのに高度が出ず、

 それでも懸命に羽ばたいているのだ。痛々しい姿を見て、

 嬉しさと同時に悲しさも込み上げて、セルディアは黒鴉からすへ声を届ける為、

 片手を口の横に添えて身を乗り出す。


 「みんな、無理しないで! 私は大丈夫ですから、先に降りて体を休めて下さい!」


 セルディアの言葉に「ウゥー…!」とだけ返すと、

 いそいそとアルメリア城下町方面へ飛んで行き、森の中へと姿を消した。

 黒鴉からすの後ろ姿を見送ると、悲しいような切ないような気持ちが心に残る。

 自分が無茶をすれば誰かも傷付く、それを痛感させられたからだ。

 自己犠牲は美徳かもしれない。

 誰かが傷付くなら自分が、というのは善意からの行動かもしれない。

 それでも、〝自己〟とはいえ、どこかで他の誰かも傷付くのだと。

 それを、遅い…酷く遅いが、やっと気付いた。


 アーバントの背中の上で座っていたセルディアは静かに目を閉じて、

 そのもふもふの白い羽毛の背中をゆっくりと撫でた。

 不意に撫でられた手の感覚に「?」と意識を後ろへ飛ばすも、声はかけなかった。

 何か思い馳せての行動なのだろうと、わかっていたから。


 「…アーバントも、ケガはありませんか?」


 ぽつりと落とされた声に一瞬心臓が跳ねる。

 不確かだが、痛みをこらえているかのように問いて来たからだ。

 物理的ではない、精神的な意味でだ。

 泣きそう、とまではいかなくても、ツラそうな声色。

 だが、実際に気遣うこともないくらい怪我はしていない。

 それを素直に伝えればセルディアは小さく笑い、背中をゆっくりと大きく撫でる。


 「…それでも、細かい傷がたくさんあります。

  さっき…私を助ける為に枝に掠めたのですね…。」


 と言っても、人の身とは違って羽毛があるからほとんど痛みもないくらいだ。

 正直、そこは人よりも便利だと感じていた。


 「この程度、何ともありませんよ。

  人間でいうと、衣類の上から枝を引っ掻けた程度ですから。

  それに…、傷は男の勲章、とも言うではないですか?」


 「…ですが、アナタの場合は勲章どころではないです…。」


 「それを今言うのはやめて下さい。」


 不機嫌っぽくセルディアが言えば、アーバントは弱ったようにそれを拒絶する。

 どこか微笑ましい会話ではあるが、実はアーバントの服の下は傷が多くある。

 それも、彼が過去に荒れていたという証拠ではあるのだが、

 何故それをセルディアが知っているのかというと、

 屋敷でのちょっとした事故のせいで見てしまったからである。


 元々窮屈な日常にイライラしていたアーバントは家を出て、

 一人黒の城に住んでいた話は以前にしたが、本質は結構短気であり、

 屋敷で使用人に招かれてからもそれは消えなかったのだ。

 同じ屋敷の使用人とトラブルになることも少なからずあり、

 燕尾服も着慣れておらず、夜な夜な着崩して夜風に当たっていたりした。

 …まあ、その時に起きて来たセルディアとばったり出会ってしまったせいである。

 上半身のいくつもの傷、それを知っているのはおそらくセルディアだけだろう。

 つまり…それだけ派手に着崩してしたわけだが、

 その度合いはご想像にお任せしよう。


 だからこそ、今それを言うな、とアーバントは言ったのだ。


 「…内緒にして下さいよ…それ。」


 「ふふっ…わかっています。」


 穏やかな風を切りながら、穏やかな笑い声が風に混ざる。

 とても戦いの後だとは思えないくらいだった。

 アルメリアを襲った突然の脅威は去った。

 またいつ現れるかわからないが、気配を敏感に察知するセルディアと、

 対抗策を持つアーバントがいれば何度でも撃退は可能だろう。

 しかし、いつまでも二人だけに任せることはできない。

 いつか全員が、脅威に対抗できる力を持てれば、脅威は脅威でなくなるだろう。


 平和への実現は、個々の力、心、知識、それの豊かさ。

 豊かにする為に人は成長し、絶望し、強くなる。

 いつの日か訪れる平和は、そんな人の豊かさも描く世界となるだろうか?


 しかし、その平和への代償は――幾つの命を積み上げるのか。



 「全ての人が平和の世界なんて、ありえない。

  誰かが幸せの時、必ず誰かが不幸を味わう…。

  …………。

  もっとも近くでそれを感じてたのに、もう―― 忘れたんだ?」



 「――――ッ!?」


 瞬間、セルディアは殺気を感じて森の方へと視線を向ける。

 その視界の隅で、何かがキラリと光った。


 「アーバントッ! 降下してくださ――ッ!」


 セルディア鋭い声が聞こえてすぐ、金属同士がぶつかるような鈍い音が耳を貫く。

 アーバントの頭上、背中の上からだ。


 「くっ…!」


 「セルディア王!? いかがしたのですか!?」


 「弓矢です! 何者かが下から狙っています!」


 再びキラリと輝くと、セルディアは再び魔法の剣で振り払う。

 その隙に急降下する為に翼を一度大きく広げ、ホバリングして体勢を整えてから

 翼を畳もうとした時、再度輝いた。


 「速い…! でも、軌道は見えるから、これで…!」


 逃げるのはアーバントに任せ、セルディアは剣で矢を振り払う為に構え直す。

 撃つ間隔は速いが、矢自体の速さは追えない程ではない。

 向けられる敵意のある矢を、セルディアは的確に打ち落としていた。

 だが、輝きの鈍い矢が放たれた時、同じように打ち落とそうとしたが――


 セルディアの剣を、矢が貫通した。


 アーバントの左翼を越え、彼女の頬を掠り、それは右翼へと突き刺さった。


 「ぐッう…!!?」


 「ア、アーバントッ!!」


 ガクンッと体勢を一気に崩したが、セルディアを背に乗せている意地か根性か、

 痛む右翼を懸命に羽ばたいて地上を目指す。

 しかし、射られた翼を動かすのは酷い痛みを伴い、完全にバランスを崩している。

 セルディアも彼の怪我を心配しつつも懸命にしがみつくことを優先し、

 矢の方向を睨み付けるように見つめていた。



 ――と、その木々の切れ間。

 輝きのもとの方向に一瞬だけ…見慣れた姿を見た気がした――。




 ~第十七章へ~

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