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サボり魔
退屈だ・・・
人一人居ない公園のベンチに座り空をながめている。
俺の名前は下川辰也高校生2年生だ。
いつものように学校はサボり、タバコをふかす。学校はつまらないからサボりがちだ。高校受験で第一志望の国立に落ち、滑り止めの私立の高校に入った。もちろんやる気は失せてしまって優等生からサボり魔の落ちこぼれへと変わってしまった。
そんな訳で今日も退屈な時間を過ごしている。「暇すぎるなぁ、タバコ買いにいくか」
ベンチから立ち上がり気だるく重い足を引きずるように歩く。
とにかく今は暇潰しが欲しかった。あらゆる娯楽施設も飽きてしまっている。
そんな時街の掲示板に気になるチラシを見付けた。黒い紙に赤い文字。それはいくつも貼ってあるチラシの中でも妙な存在感を放っている。
そこには
“リアルサバイバルゲーム”
と記されていた。
これから頑張ります