表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
思春期未来志向  作者: メイズ
約束の先
37/39

【蛇足的夜噺】 〜不覚自壊の俺 《河原崎沙衣》

すみません。最終話の予告でしたが予定変更。後、これ入れて3話で終わるんで。

今度は書き切ったのでホントなの。たぶん。


 ああ、そうだった。アレがない。Σ(゜Д゜)


 流石に無しでは許されないだろう。


 ついでに歯ブラシと下着と靴下も買ってこよう。


「俺、コンビニ行って来る。ついでに何か買ってくる?」


「じゃあ、えっと、悪いけど食材を少しお願い出来る? 今日は急だったし食材が用意してなくて。私、サンドイッチなら得意なの。明日の朝、一緒に食べよ? うふ♡」


 こういうの久しぶりで嬉しい (//∇//)


「うん、何を買ってくればいい?」


 冷蔵庫を覗きながら美咲が言った。


「えっと、玉ねぎとフリルレタスはあるから、あとはベーグル2個と、牛乳と、玉子と、ベーコンと、クリームチーズと、スモークサーモンをお願い。あっ、エルブ・ド・プロヴァンスが切れてたわ。コンビニにあるかわからないけどあったらお願い。メモを書くね」


 なんだろう? エルブドなんとかって。ま、店員に聞けばいいか。


 近くのコンビニにて、いざ頼まれた食材を買おうとしたらメモが見当たらない。電話して聞こうとしたけど一向に出ない。


 仕方ない。思い出しながら買おう。えっと・・・ベーグルと牛乳と玉子とチーズはクリームだったよな?


 俺は1個ずつ思い出しながらカゴに入れて行く。


 んー? ・・エルブド・・なんだっけ? 初めて聞いた食材だ。



 スマホでベーグルサンドのレシピを調べたら出て来た。エルブ・ド・プロヴァンス。


 思い出した。間違いなくこれだ。スパイスコーナーに売ってると書いてある。



 エルブドプロヴァンスは、コンビニ店員さんも初めて聞いたそうで、当店では取り扱ってはいないと言われた。駅前の24Hスーパーにならあるかもしれないと教えてくれた。


 そっか! どうせなら俺は最初からそっちに行けば良かったんじゃん?


 取り敢えずカゴに入れたものを会計してコンビニを出た。



 駅前のスーパーまで行って探したけどエルブドプロヴァンスは無かった。これは香味料。無いと美咲が悲しむかな? せっかく俺のために美味しいベーグルサンドを作ろうって張り切ってくれてるのに。でも仕方がないよな? 夜だし専門店はとっく閉まってる。


 諦めて戻ることにした。



「ただいま。買って来たよ」


「おかえりなさい。お使いありがとう♡」


 右手でレジ袋を受け取る彼女のセミロングの髪が、さらりと揺れた。



 ドキッとした。俺がいない間にシャワーを済ませたみたい。


 先ほどまでヘアクリップでアップにしてた髪は下ろされ、Tシャツと短パン姿に変わってる。化粧も落とされ幼くなった顔は俺が知ってる少女だった頃の面影が濃く残ってる。



「けどごめん、駅前の24Hスーパーも探したけど、エルブドプロヴァンスってのは無かった」


「ううん、いいの。無いなら無いで。ハーブソルトで代用するから。ごめんね。駅前まで探しに行ってくれるなんて思わなくて。たくさん歩いて汗かいたでしょ? シャワーどうぞ。私は沙衣が買い物に行ってる間に済ませたから・・・」


 いよいよだな・・・ (//∇//)



 シャワーを浴びて出た時に気がついた。


 俺はなんて間抜けなんだ? なんたる不覚!



 食材に気を取られて、着替えの下着と靴下買って来るの忘れたッ!


 肝心のアレもッ!!



 あぁぁ・・・ _| ̄|○ il||li



 チーン・・・



           【蛇足的夜噺】 〜不覚自壊の俺 《河原崎沙衣》 オワリ



エルブ・ド・プロヴァンス:香味料。南フランス・プロヴァンス生まれの、肉にも魚にも合う万能ハーブミックススパイス。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読み頂きありがとうございます
眠りにつく前に
魔女狩りに遭う運命を察知した少女の運命は・・・
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ