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そんな夜も少しずつ白くなってきて、僕は否応なしにも朝が来たのを察知してしまったのだ。

 秋に移り変わった瞬間のその日が終わった。僕は快晴になるであろう空を見上げて最後に一つだけ声を上げた。


「にゃーーーお」


僕はもう振り返ることもなく背中を丸めながら公園をトボトボと去って行った。


知り合いの猫は遠くから僕を眺めていた。

それに気付いた僕は、余力を振り絞り、

「シャアーーー!」

と威嚇したが、今となってはそれも負け犬の遠吠えに過ぎなかった。

猫なのに・・・・


              完

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