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作者の疑問と考え方  作者: PIERO
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何故小説は読まれるのか

何故、あの小説は売られているのか。何故あの小説は批判されるのか。個人的な考えの下、軽率ながら推測した下らない短編小説です。 


この話を呼んでに不快になると思われる方が多いかもしれません。優しいコメントは嬉しいですが、アンチコメントはしないで欲しいと願っております。


よろしければ『Another Dystopia』も読んでみてください。よろしくお願いします!

 個人的な意見だが、最近の小説は『異世界転生』というジャンルに侵されていると思っている。

 無論『異世界転生』というジャンルが悪いわけではない。全てのジャンルにおいてそうだが、作者が想像した世界を一つの物語として執筆し、その物語に住み着く住人を描き、その住人の中でも一番活躍させたい人物を主題として物語を創っていく。

 どの小説でも、この基本となる地盤が無ければ話が作れないだろう。

 近年は『異世界』というワードに惹かれて色々な物語が創られている。しかし悲しいことに、その中でもヒットしたのは何千、何万とある作品の内ごくわずか。

 では、ヒットした作品とそうでない作品とでは一体何が違うのだろうか。

 流行、イラスト、ジャンル、などなど色んな要因があると思うが、筆者からしてみれば理由は三つしかない。『知名度』、『物語構成』、そして『やる気』。この三つこそがいわゆる売れる作品の特徴ではないかと筆者は考えている。


 その中でも大半の書き始めの作者にぶつかる壁がこの『知名度』であると筆者は考えている。事実、私もその壁にぶつかりどうやって知名度を上げていくべきかと考えている。

 例えばこの小説家になろうを例として考えてみよう。書き始めた小説は当然だが、あまり知れ渡っていない。加えて、この小説家になろうのサイトならば、僅か数十分も満たずに他の小説が更新され、存在感を無くしてしまう。その結果、良し悪しを判断する前に、読まれないという事態が発生する。

 逆によく読まれている作品は他の小説の更新速度に負けずに物語を書いていたり、或いはあらかじめストックしたのを予約投稿している作品である。その結果、検索エンジンの「最近投稿した作品」という欄に簡単に目が付く。そうすれば自然と作品に目が通るだろう。


 その壁を越えれば、次の壁『物語構成』が待っている。この壁こそが最も強固で果てしなく高い壁である。何故なら、物語構成をしっかりしていなければその時点で読者たちに飽きられてしまうからだ。

 これは筆者の知り合いの意見だが、物語構成において最もやってはいけないことは、読者に何を伝えるかがあやふやな状態で物語を書くことであると思っている。

 伝えるべきものがあやふやな状態で物語を書いても、読者は何を共感してほしいのかも分からず、自己満足となってしまう。

 勘違いしてほしくないが、自己満足が悪いのではない。むしろ、その自己満足が無ければ物語など創ることもできない。問題なのは、その自己満足を皆が理解できないということなのである。これは小説に限った話ではない。

 大学生なら大体は書いたことがある卒業論文がいい例だろう。序章、研究手法、研究結果、考察、結論といった流れで書くとしよう。(それぞれどんな意味なのか理解できない方は各々調べてほしい)

 序章の時点で何を対象として研究することを書かずに考察や結論を書き、他人に理解を得られるのだろうか。また、手法を詳しく説明できず何故このような結果になったのか理解することができだろうか。かけてもいい。無理だ。一番説明するべき内容を書かず、理解を得ようとなど絶対にできはしない。

 そう考えると、我々作者たちは一つの物語に対して何を読者たちに伝えたいのかという目的を決めなければいけないと思う。


 最後の『やる気』だが、これは小説だけの話ではなく、全てに共通している。簡単な例えなら、ゲームをプレイする、本を読む、勉強をする、友達と遊ぶ、家事をする、etc…と数えばキリがないが、これらは全て共通している。

 ゲームをするやる気が無ければ、そもそも遊ばない。本を読むやる気が無ければ読まない。これを小説作りに当てはめると、小説を創るやる気がない。じゃあ、物語を創らない。途中でもやる気がないから創らない。当然、その物語の世界は破滅する。

 じゃあ、これを避けるにはどうすればいいのか。簡単な話である。一日数行でもいいから小説を創ることである。それが無理なら、大まかな流れだけでもいい。書いている小説について想像し、膨れ上げ、この場面ならこうしようと一分考えるだけでも大分変わる。

 ただし、日常生活に影響を及ぼさない範囲で。筆者に至っては人が話している最中に、自身が書いている小説のアイディアを考えてしまうことが多々ある。こうならないように程々に。


 最後に結論として述べるが、売れる物語は基本的に上記の三つが揃っている。もし、小説家になると考えているのであれば、小説を書くというやる気を出し、読者に何を伝えたいのかを定め、物語を書いた後、知名度の壁を超えるために色んな方法を模索し続けるのがいいかもしれない。

こちらの作品は実は前に投稿していた作品なんですが、短編で投稿するよりも連載型でまとめたほうが楽じゃないかと思って書き直しした作品です。

疑問やこうじゃないのかという意見がありましたら是非感想でお願いします。


最後に、『Another Dystopia』の作品の応援をよろしくお願いします。

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