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ヒモナシバンジー

作者: やさぐれゆぅくん

私は落ちこぼれだ。

私には2つ下の弟がいる

父は私が5歳の時に離婚していない

母は弟を溺愛している。

当然だ

なぜなら弟は優等生だからだ

それに比べて私は勉強のする気のない女子ゲーマーだ

リアルでは同級生たちから拒絶され一人寂しく学校で昼寝をしている

いや寂しくない

この生活に慣れすぎて人と喋らないのが普通なくらいだ

ネットでは女子がゲームをしているだけでなぜかモテる

だからネットではすこし囲われていた

毎日つまんなくはなかった。

そんなある日私は親の金を盗んだ

ちゃんと理由がある

私はゲーマーだが最新のゲームをしているわけではない

今の世の中携帯ゲーム機が簡単に据え置きゲーム機になるハイテクゲーム機があるが

私はその3世代前くらいのの画面が3Dになるゲーム機で遊んでいる

いい加減新しいゲームに触れたい

ので金を盗んだ

親はゲームやネット反対派なので当然ゲーム機は買ってくれない。

私は盗んだ5万円をにぎりしめて電気屋さんに走った。

私のやりたかったゲーム2本と本体を買って途中のドーナツ屋でジンジャエールを飲みながらそのゲームに触れた

涙が出た

嬉しすぎた 自分のやりたかったものが手にはいいた快感に溺れていた

ゲームを満喫してジンジャエールを飲み干し私の宝物をバックに入れて早歩きで家へと歩き出した

いつ振りだろう こんなにストレスのないスッキリした気分なのは

家に帰ってゲームをすることを考えると自然に笑顔になる

ヘッドホンでお気に入りの音楽にノリノリになりながら家に着いた

扉を開けると親が静かな表情で立っていた

「そのバックをわたしなさい」

分かっていた こうなることくらい

一瞬でもいいから欲を満たしたかった

一瞬でもいいから幸せになりたかった

その後私の宝物は売られこれまでの思い入れのあるゲームなども売られた

私も今年高校受験なので勉強はがんばらなきゃいけない

こんな時期にこんなことをしたからが原因なのかもしれない

自分のゲームを淡々と袋につめる

いままでの思い出が蘇って涙が出た

手が震える

楽しかったな...

人生が終わった気がした

ゲームをまとめ終わって親に伝えた

「やっと終わったのか そんな黒歴史ちゃっちゃとまとめてよ」

ッ....

今までにないくらいの怒りが込みあがってきた

「ふざけんなぁぁぁ!!!!??!?!?!!????!!!!!」

私の何か...いや何もかもがブチぎれた

「あんたが金を盗んだせいでしょ」

親は冷静に私に刀(言葉)を振り下ろした

あっている完璧な正論だ

私は一切の感情をなくした

その後

私は心を入れ替えた

勉強を自分の中の最大レベルで頑張った

リビングに夕飯を食べに行くたびに言われる

「ちゃんと勉強してるのか?お前はいつも問題ばかり起こす

弟のほうが勉強できてるじゃないか」

.....

そうだな

もうなんていえばいいか分からない

社会は腐っている。

社会復帰などいっているやつらがいるらしいが本当にそう思っているのか?

過去に犯した罪のせいで何もかも悪いと思われる

頑張って公正しようと思っても邪魔をされる

そう...私はニートへの不の無限ループにはまってしまった

人は簡単に落ちれる

だが上るのは難しい

私はこの大きな縦穴に命綱をつけずに飛んでしまったのだ

私はいつになったら落下死ができるのだろうか

この世で一番つらくて重い罰

ほとんどの人が死刑と答えるだろう

私はどの罰の中でも`終身刑`が一番残酷で一番辛くて一番重い罰だと確信している。

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