表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/141

#銀行

#銀行


「五十万エンドか……」

俺たちは、報酬を受け取ると町をぶらぶらしていた。

「一人十二万五千エンドね?」

リースがみんなに分配する。

「大変だったけど、こうしてお金が貰えるなんて嬉しい事だな」

でも、俺はこんな大金手にした事がない。

だからいざ渡されてもどうしたらいいか分からなかった。

「ふふふ。まぁ、悪くはないな」

フニャールはさっきからにやけっぱなしだ。

「……」

アリサは、丁寧にお金を財布にしまっている。

「それでフニャールは何に使うんだ?」

俺は、フニャールの方を振り向く。

「アタイかい? アタイは家族とご馳走でも食べるよ」

そんなんじゃすぐなくなると思うが、俺には関係ないか?

「ふーん。アリサは?」

「アタシは……」

小さくてよく聞き取れなかったが、新しい手帳を買いたいそうだ。

「リースは?」

「私は、貯金かな?」

「貯金かー……」

さすがリース。

金持ちなのに堅実である。

「俊彦は何に使うの?」

「俺?」

「うん」

「俺も……貯金かな?」

「ふーん……。でも、口座はあるの?」

「口座?」

「そう口座。この前は、身分書もなかったじゃない? それなのに口座があるのかなーって?」

「ないな……」

「やっぱりね。なら今から銀行に行ってみましょ?」

「銀行?」

そう言うと、俺たちは銀行に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ