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#最後の手

#最後の手


「来たぞ!」

次々と無数のバッタが俺たちが作った偽の畑に飛び込んでいく。

本物の畑は少し離れているし、シートで覆っているから、さすがにバッタも気が付かない。

「よし、火を付けろ!」

そう俺たちは、本物の畑を隠し、偽の畑を作る事でバッタを混乱させることに成功したのだ。

だが、ここで大量に逃したら他の畑に被害が出るのは間違いない。

そしたら死なないかもしれないが、生活が苦しくなる者は出てくるだろう。

炎の魔法を使える冒険者たちがその偽の畑を周りから火を付けていく。

すると瞬く間にバッタたちは、燃え尽きていったのだ。

「やった! 成功だ!」

俺たちがそう思ったのも束の間、その後ろからさらに大群のバッタが現れたのだ。

「そんな……」

もう偽の畑は火の海である。

さすがのバッタもそんな畑に興味はない。

俺たちを無視して、偽の畑を飛び越えていったのだ。

「はははは! だから言ったんだ! 無駄だって!」

ガルダーはこうなる事が分かっていたかのように言うが、俺の耳には聞こえなかった。

「諦めるな!」

なぜなら他の冒険者の声が聞こえたからだ。

「そうよ! 俊彦! まだ終わってないわ!」

リースの声も聞こえる。

「アタイだって、まだ諦めてないよ!」

「アタシも……」

「私たちだって!」

フニャールとアリサと他の女性の冒険者たちの声も。

「馬鹿か? お前ら?」

でも、ガルダーはまだ何か言っていた。

「仕方ない! ここの畑は捨てよう!」

そこで俺たちは、最後の手に出た。

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