#最高の笑顔
#最高の笑顔
一日経って、俺は、冷静になった。
つまり、ブラックドラゴンの紋章の謎や、あの本の謎を解明できれば、母さんを生き返らせる事が出来るかもしれないという事だ。
そのために何をすればいいか、どうすればいいかは、今は、分からないが、しばらくアリサと行動を共にした方がいいのは間違いないだろう。
そのパーティーであるリースとも……。
「おはよー」
すると隣のベッドで寝ていたフニャールが目を覚ます。
「何だ俊彦? 寝てないのかい?」
「いや、そう言う訳じゃないよ」
俺は、結局寝れなかったのだ。
「そっか……。それより今日からアタイたちはどうすればいいのかね?」
「まずは顔を洗ってきた方がいいんじゃないか?」
「そうだな。お! アリサ!」
フニャールは飛び起き、洗面所に向かうのと入れ違いにアリサが入ってくる。
「アリサ? どこ行ってたんだ?」
「顔を洗っていたのさ」
「早起きだな」
あんなに遅くまで話してたっていうのに。
「まぁね。それで、覚悟は決まったのかい?」
「いや、俺はまだ、お前を信じてない。でも、それも含めて、真実を探すよ」
「ふふふ。なら目的は同じだな」
「だからって、もういきなりキスなんてするなよ?」
「はは、そんなに良かったかい? なんならここでもう一度してあげようか?」
「結構だ!」
俺が顔を赤くした瞬間、部屋のドアがオープンになる。
「みんな起きた? そしたら出かける準備をしてね?」
リースは、今日も最高の笑顔だった。




