#図書館
#図書館
「アタイが報酬を受け取って来るよ」
フニャールが一人で冒険者ギルドに行く事になった。
その間に俺たちは、町にある一番でかい図書館に行くのだが、これから色んなクエストをする上で、俺のブラックドラゴンの紋章について調べておいた方がいいという話になったのだ。
「でも、大丈夫か?」
それは、フニャールにではない。
フニャールに任せて大丈夫か、という意味だ。
「大丈夫さ! アタイに任せな! それより報酬を受け取ったらファフルの図書館に寄ればいいんだな?」
勿論俺は、不安に思ったが、図書館は、明日から休みだし、フニャールがあまりにも自信満々なので、拒むことが出来なかったのだ。
「ああ」
「了解」
そう言うと、フニャールはスキップしながらリースの家を出て行く。
「私たちもそろそろ行きましょ?」
「そうだな……」
それにしても今日のリースに変わった所はない。
昨日のアレは何だったのだろう?
俺は、まだ頭の整理が追い付かなかったが、そのまま先に行くリースに追い付こうとした。
図書館は、本で一杯だった。
一階の受付で俺の図書館利用カードを作ると、俺たちは、早速自動改札機にタッチして、中に入る。
そこには山の様な本棚があり、それを囲う様にテーブルが並んでいるのだが、六階ある全ての階がそのようになってる様だ。
すぐにでも調べ物をしたかったが、俺は、まだこの世界の文字に慣れていない。
今日まで、アザゼルさんに言われて、俺は、出来る限り文字の勉強を怠らない様にしたが、それでもこんな分厚い本はそう簡単には読めないだろう。
そこでリースが受付から、翻訳機を借りてきてくれた。
それは、俺の世界のVアールに似ている機器で、それを装着しながら本を読むと、どういう仕組みかは分からないが、本の内容が分かるという物だ。
俺は、なんだか不安だったが、即座に周りの検索機でブラックドラゴンと検索すると四冊の本がヒットした。




