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#朝四時

#朝四時


次の日、俺たちは、朝四時に起きた。

この時間なら一番に場所を確保できるだろう。

そう思ったがすでに、川には先客がいた。

「あ! 金虫のフニャール! いい所で見つけた!」

Bクラスのグルーズだ。

「な、何だよ?」

「いや、この前の五万エンド返してもらおうと思って」

「はぁ? 何の話だ?」

「この前のクエスト報酬だよ」

「え? あれはアタイは自分の取り分しか受け取ってないぞ?」

「だが、君は何の役にも立ってなかっただろ? だから俺たちで話し合った結果、俺たちが貰う事にしたんだ」

「そんな……!」

「もし返さないと言うなら、もう君とは、パーティーを組めないな。それでもいいのかい?」

「……」

「……黙らないで何とか言ったらどうだ?」

「今は、金が無い……」

「じゃあ、体で払ってもらうしかないな?」

グールズがいやらしい笑みを浮かべる。

「……分かった」

「その必要はないわ!」

だが、それをリースが止める。

「それは、どういう意味だ?」

「私が立て替えるわ!」

そう言うと、リースは、財布を取り出した。

その中には、何枚もお札が入ってる。

「……まぁ、払うもんさえ払ってもらえば、こっちも文句はないさ」

それを受け取るとグールズは去っていた。

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