表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/141

#平和条約

#平和条約


「うめー」

フニャールが豪快に口を開けて言う。

「そりゃーそうだろ? 私が腕によりをかけて、作ったんだからね?」

その年配のおばさん、ミトおばさんは、笑顔だった。

「でも、いいんですか? 俺たちで食べちゃって?」

そんな中、俺は、スープを啜りながら尋ねる。

「いいんだよ! この後、仲間がやって来る予定だったんだけど、急遽任務が入ったらしくてね? 来れなくなったみたいなんだよ? それでちょうどこの料理をどうするか悩んでいた所さ」

「へぇー。任務って?」

「確か……第一級犯罪者が牢屋から逃げたとか……?」

ブーーーーッ!!!!

俺は思わず、ジュースを吐き出しそうになった。

「はは。そ、そうなんですか?」

きっとそれは、俺たちの事だが、俺は、変な汗をかく。

「ムロ達と一緒!」

だが、ムロは違った。

「え?」

俺は、ムロの発言に凍りつく。

「ムロたちも第一級犯――」

「アー! ムロ! チョコレートパフェ!」

だが、ムロが余計な事を言いそうになったのを、俺は声を荒げる事で誤魔化す。

「え! どこどこ!」

そして、その隙にアリサが話題を変える。

「ここは何ですか?」

「……ここは見張り塔さ」

「見張り塔?」

「ああ。もう少し進むとグライズ王国とバーミリオンの国境がある。その見張り塔さ。昔は、グライズ王国とバーミリオンは国交断絶していたからね?」

「へぇー」

「でも、約二十年前に平和条約を結んでから、今は使われてないのさ。その掃除を時々ね?」

「ふーん」

どおりで高い所にある訳だ。

だけど、今は、別の所を使っているそうだ。

「じゃあ、ミトさんは、グライズ王国の兵士なんですか?」

「いや、私は、グライズ王国の人間じゃないよ」

「ふぁ?」

「私の旦那がグライズ王国の兵士なんだよ」

それは俺たちの倍以上生きた二人の馴れ初めだった。

あ、ありがとうございます!

昨日、寝てたら、誰かがブックマークしてくれた音が聞こえた気がします!

評価ポイントも嬉しいです!

何を焦っていたか、分かりませんが、おかげで頑張っていけそうです。

これからも初心と向き合って、精進していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ