第3話〜朝のひと時〜
基本的に「side○○」と書かれていない場合は主人公である雪平 悠真の目線です。&ちょっと短めです。すみませんっ!
朝の一連の騒動の後、俺はリビングに戻って結愛の朝食を器によそり始めていた。
今日の朝食はミネストローネに、新鮮なトマトやレタス、香ばしく焼けたベーコンが挟まったサンドイッチというシンプルな感じだが、結愛はサンドイッチが好きなので、1日の始まりである朝食の際には、サンドイッチ+○○という場合が多い。
得意結愛は今日のようなBLTサンドが好物らしく、俺に下着を見られて機嫌が悪いであろう結愛には効果覿面だろう。
と、テーブルに結愛の朝食を並び終えたと同時に、リビングのドアが開く。
「・・・・・・」
結愛は一瞬俺のことを見たが、すぐに視線を外し、朝食の並んでいる席に腰かけた。
やっぱり、怒ってるよな・・・。
そりゃ、いくら兄妹とはいえ、下着を見られるのは恥ずかしいもんな・・・。
ここは兄として、けじめをつけなければ。
俺は、朝食の次に用意していた、結愛のお弁当の用意を一旦やめ、
「なあ、結愛。・・・今朝はその・・・全面的に俺が悪かったというか、だからその・・・」
が、妹の下着を見たことをどう謝るかなんて考えたこともなかった俺はしどろもどろになってしまう。しかし、俺がその続きを言う前に、結愛が口を開く。
「え、お兄ちゃん、朝のことまだ気にしてくれてたの!?」
「え!?ま、まだって・・・っ」
てことは、結愛的には、朝下着見られたことはもうすでにどうでもいいことってこと!?
てか気に「してくれてた」ってなに!?
結愛は俺が下着について気にしてた方がいいってこと!?
てかもう自分で何言ってるのかわけわかんないしっ!?
と、とりあえず、きちんと自分の口で説明しなければっ。
「えっと・・・結愛?なんかめちゃくちゃ興奮してるとこ悪いんだけど、俺が言いたいのは、朝のことはその、俺は全然気にしてないから・・・な」
と言うと、さっきまで興奮気味だった結愛の表情はいきなり暗くなっていき、
「ダ、ダメッ!お兄ちゃんは私の下着を見ると言う罪を犯したんだから、これからずっとあのことは忘れちゃダメなのっ!」
「何その理不尽な罪に対する条件!?」
まあでも、結愛が思ったより傷ついてなくてよかった・・・。
ここで嫌われてたら、最悪口聞かなくなることあったかもしれないしな。
結愛も妹とはいえ、1人の女の子なのだから。
俺は新たにそう決心し、結愛のお弁当の準備を進めるのであった。
「ごちそうさまっ」
結愛が礼儀よく手を合わせて言う。
俺の用意した朝食は物の見事に完食されている。
やっぱり、自分が作ったものを全部食べてくれるって、いいもんだなぁ。
「あいよ、結愛、悪いけど食器はこっちに持ってきてーー」
「ごめん、今日は朝練ちょっと早めに始まるからもう行かなきゃ、じゃあ、言ってきますっ」
と結愛は、すでに用意されていたスクールバックを手に勢いよく走り出して行った。
「ったく・・・朝から元気だな」
おかげでこっちもどこか元気になってくるわ。
と、俺はようやく完成した結愛のお弁当をーー
「あ・・・お弁当・・・」
ーー結愛に渡そうとしたが、時すでに遅し。
そこにはすでにあの小柄で元気な妹はいなかった。
「しょうがない、学校で渡してやるか」
俺は結愛のクラスを思い出しつつ、自分の分のお弁当を作り始めた。
早くツンデレで嫉妬に悶える結愛を書きたいっ・・・。
ちなみに家ではあんな感じな妹ですが、外では驚異のキャラ変が起こります。
多分次くらいからタイトル通りになるかな?
『感想など、お待ちしております』




