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幻の語りーー転生

作者: 知秋一葉

師父の魂は天界に行った。

小雪の魂は東の海の遠いところに行った。

暫くして、仙界の使者は来た。

風一郎は、

二つの罪を犯したので、

仙界からの罰を受け入れた。

その罪は、

師父の死に対して責任を取ることと、

祭壇から解放した魂を相応しい所に導かなかったので、

禍を人間界に及ぼす恐れがあることだった。

罰としては、

彼の恐ろしい力、

習得し“烈火光明神功”は奪われて、

崑崙山の迷宮に封印された。

それから、

風一郎は輪回の苦しみの味わいが始まった。」

そこまで聞いて、

風はまだ聞き出した

「その後は…」

「千年を待つことは長いことだが」

と、師父の聲は嬉し気であった、

「彼は転生した、

また、十八年前に転生した伏魔氏と再会して、

再び弟子になった」

「もしかして…」

と、風は何か気がついた。

「そう。その二人はお前とわしだ」

「師父!」

風は師父の前に跪いて涙に咽んだ。

その涙は、

千年前の師父の死に対しての悔し泣きか、

それとも再会の喜びか、

どっちとも言えないだろう。

「風、男なら泣くなよ!」

「うん、わかっているが、どうしても」

「よし!よし!いい子だ」

と、師父は風の頭を撫でて

「これから再出発だぞ!」

「再出発?」

「そう。魔界との戦いはまだ終わってないぞ」

「こんな僕?」

「お前にいろいろ教えたが、

本番の戦いなら全然足らん。

それで、

お前は崑崙山の迷宮に行って、

封印されたものを取り戻さなければならん」

「わかった。そしていつ行ったらいい?

「その前に、小雪に恩を返すことだ」

「小雪?!小雪と再会できる?」

「そう。それも仙界の決まりだ」

「じゃあ、彼女はどこにいる?あぁ、婉だ?!」

「違う。婉は小雪と何も関係ない。ただのわしの娘だ。

仙界のお教えによってわしが占った結果は、

小雪が日本にいることだった」

「日本?」

と、風は確かめたが、

同時に、

「日本にいたの?」

第三者の声があった!



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