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土曜日の終わり
土曜日がくるとその週は終わりとなり
日曜日からはまた新しい週へと変わる。
純也と美幸は結局付き合わない。
数多くの人間と出会ってそのなかで自分の幸せを見つけていく。
それは2人だけでなく誰もが知っているため
純也と美幸は傷つくことはない。
自分の幸せをつかむ鍵になるための人間関係で
失う想いはいったい何に変貌するのか?
それが語り継がれて誰かの背中を押すことになったり
世の中を作っているのかもしれない。
または歌や詩や絵や小説といったものに形を変えるのだろう。
こうして1人の若者が文章をしめくくり書き終えた。
後世には名を残すこともないだろうけど
今日も小説を使って自分を表現する
若者が確かにここに居た。