彼の腕の中と、キス。
土曜日のディケアに、夫と私も参加し、皆で大きな公園に行くのでした。
第3話「キス」
私は登録してからというもの夫とディケアに通っていました。その後、蓮池さんとも普通でした。
土曜日来ると午後、大きな公園に散歩に行く事になりました。私も夫と2人で参加する事にしました。引率は女性職員と蓮池さんの2人でした。
そして、道路を皆して歩いていると、向こうから車が、蓮池さんが
「危ない。」
と言った時には、私はもう彼の腕の中で守られていました。そこに夫が来て
「湘子ちゃんは僕がいないと何にも出来ないんだからー。」
と言って、手を繋いで歩いてくれたのでした。
そして、公園について、私はもう1度、蓮池さんに
「ありがとうございました。」
とお礼を言うのでした。そんな私を夫は
「湘子ちゃん、そんな何度もお礼を言う事ないよ。」
と言って笑うのでした。
それから、私と夫は公園にいる動物達を見て周っていました。すると、そこに他のメンバーと蓮池さんもやってきたのでした。動物を見ていると、蓮池さんの手が私の肩におかれ、私の動機は激しくなり、夫に気付かれない事を祈っていたのでした。
すると、夫は
「湘子ちゃん、僕飲み物買ってくるよ。」
と行ってしまいました。そして、そこには私と蓮池さんが残されるのでした。その後の事は余り覚えていない。ただ気付くと、私と蓮池さんはキスしていたのでした。私は彼に夢中でした。そして、そこに夫が帰ってきて
「湘子ちゃん。」
と言って私を呼び戻すのでした。その後の私は夫の隣で
「・・・ごめんなさい、ごめんなさい。」
と言って泣いているのでした。
そして、病院に帰ると夫は
「多田部長の所に行こう。」
と言って、私を病院の部長の所に連れて行くのでした。そして、話しを聞いてもらい、出されたお茶を飲むと私は気を失い、起きた時は何も覚えていないのでした。
それから、病院に
「蓮池さんが彼女とキスをした。」
という噂が広まったけど、私はそれが自分の事を言われているとは気付かないのでした。
車に引かれそうになった私を、蓮池さんは助けてくれ、彼の腕の中で守られるのでした。