表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
ななくぎりめ:一月中旬
92/300

九十二話目「煮えたぎるカレー」

 ジャガイモが無かった代わりにキャベツを入れた。

 キャベツが入った時点で、カレーでは無いかも。

 で、既定の量の水を入れて煮込んで、ほどほどになった所でルゥを入れてさらに煮込む。

 鍋の蓋は穴の無い蓋を使っているので、蒸気が逃げようがない。

 蓋のほうが鍋の範囲より大きいので、湯気の滴がコンロに滴る。

 定期的にジュッ! と言う音がしてくるようになったので、鍋の中を確認する。

 今回はジャワカレーの他に、ケチャップと中濃ソースも入れてみたのだが。

 鍋の中身は、真っ赤になって煮えたぎっていた。

 弱火にしておいたつもりだったのだが、すごく泡立っていた。

 後は火を止めて余熱で調理する。

 明日に成ったら丁度良いカレーになっているだろう。

 料理中のコンロの周りは暖かい事を知る。


 煮詰まる前の煮汁を味見してみた。

 ファーストインパクトは、まだ味が薄いかと思ったが、後味の段階で辛味のフックが来る。

 煮詰めたら、大分良い辛さのカレーになりそうだ。キャベツが入っているが。


 とりあえず、ちゃんとこのカレーを食べ終わったら、「良い肉を食う期間」は終わりを告げる。

 ようやく終わりを告げてくれる。

 元旦から二週間もかかった。

 滅多にない体験だと思うけど、肉は油っこくないのをちょっとだけで良いと知った。

 後のおいどんの目標をおさらいしよう。

 確か、ハムステーキか、ハムミルフィーユを作って、二月までに手作りのアイスクリームを作って、ミネストローネを作って、キノコのシチューも作る予定である。

 まぁ、それ等の材料になるものをぽつぽつと買ってくる事になるが、ハムミルフィーユはマスタードをつけたいし、アイスクリームはバニラエッセンスと卵が欲しい。

 ミネストローネは、人参と玉ねぎとセロリとホールトマトと…コンソメとスパイスの類とかいるらしい。

 シチューに関しては、玉ねぎと人参とジャガイモの他にキノコを買ってくる事になる。

 ミネストローネを先に作る事により、家の中にスパイスがある状態でシチューを作れると思う。

 味わい深いシチューを作りたい。

 何だったら、連載小説の中で登場するごった煮会(シチューパーティー)の鍋を再現しても面白いかもしれない。

 タコ足とかスルメイカとかをぶつ切りにしてぶっこんだシチューを。

 魚介類シチューだと思えば美味しいかもしれない。

 貝類は砂出しをしないと食べれないと思って居るので、あまり買う気がしないのだが、近年の食品コーナーに置いてある貝類はその工程は済ませてあるのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ