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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
ひとくぎりめ:十一月中旬
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九話目「日本のお坊さんが食べない物の話 2」

 前置きが長すぎたので、二部構成にします。

 日本の仏教のお坊さんが食べちゃダメな野菜もあります。

 五葷(ごくん)と言われるネギ科の野菜で、ニンニクとニラとラッキョウと玉ねぎとアサツキの事だそうです。

 食べると、においが強くて気が散るとか、煩悩や怒りを呼び起こしてしまうと言われているらしいです。血流が良くなりすぎるからだろうか。

 大工さんにはニンニクは必須栄養素ですが、お坊さんは基本的に力仕事はしないですものね。(フランスの大工さんの一部は、建築現場に生のニンニクを持って行ってお昼ご飯に食べているそうです)

 後、宗派によってはお酒が禁じられていたりもします。

 私事(わたくしごと)ですが、僕の実家が檀家に入っていたお寺の和尚さんはお酒が大好きでした。法事に呼ばれたらビールを飲み、葬式や供養のお礼にお酒をもらうのが大好きでした。

 だけど、絶対酔っ払わないのです。ちゃんと「次の時間の法事に支障に成らない程度」を嗜まれていたんでしょう。

 僕の住んでた地方のお坊さんは、そのくらい緩い人が親しまれていたんですね。あの和尚さんまだ元気なんだろうか。頭髪の無い人の年齢は読みにくいのです。

 そんな宗派もありますよと言う話。


 また別の例では、僕が中学生くらいの時に観たテレビで、一般の世界で不良少年として扱われてしまって居る、家庭に馴染めない子供達の里親をしているお坊さんが登場したのです。

 そのお坊さんのお寺では、引き取った子供達に羊肉を提供していました。

 不殺生ではなく、穢れを忌むため豚牛を食ってはいけないと解釈をしている宗派もあるので、羊肉はギリ行けるの……か? と、当時も考えました。

 それでは逆に、日本のお坊さんが食べる物は? となると。

 米とお味噌汁と、豆腐製品(がんもどきや胡麻豆腐含む)と、豆類、野菜類……そして現代ではパスタもありだそうです。穀物類由来の食材は大体行けるんじゃないですかね。

 四つ足(動物の事)や「追いかけたら逃げる物」を食べないで、蛋白質を補うには、蛋白質を何で摂るかが重要ですが、そしたら大豆とか豆類が活躍するのか。

 実際に、京都の料亭とかで食べられる「うなぎもどき」と言う、鰻のかば焼きにそっくりの精進料理は、湯葉で出来ていると聞き及んだ事があります。

 ついでに記述すると、正式な精進料理では、鰹ダシを使ってはならないらしいです。そうなると、味付けは昆布ダシと調味料なのかな。

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