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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
ろくくぎりめ:一月上旬
71/300

七十一話目「茹でキャベツカレー風味塩味」

 昨日鍋に投下した、キャベツだけを選び出して食べる。

 味が薄いので薄っすらと塩をかける。

 食らう。

 キャベツうめい。

 地獄の肉カレーを食うようになってから、ずっと膨満感があったのだが、今日に入って屋台のお菓子を食べた後辺りで、ようやくお腹が減っている事に気づく。

 空腹感と言うものが、清々しいと感じる。


 でもって、次回の連載小説の話だが。

 語り手の人物像は決まった。児童文学者を夢見るしがない物書きである。性別は男性。

 年齢は四十代。元カレッジの教授。執筆に入魂するために仕事を辞める所から始まる。

 何も仕事辞めなくても良いのに…と思うが、語り手が割と自由の利く身じゃないと話が進まないので。

 何故、語り手が四十代なのか。それは、昔の「初老」と呼ばれる年齢が四十代だったから。

 後、次回の連載では、子供達がいっぱい出て来る。

 子供達が活躍する中で、語り手まで子供だったら、やはり話が進まない気がする。

 そう言うわけで、ほどほどに年齢を重ねた人物にした。

 若くても性格が大人びてるキャラクターとかだったら話は進むかもしれないんだが、そう言う特殊な登場人物は、これまでもたくさん生み出してきたので、「何か普通の大人の人」に登場してもらいたかったのだ。

 四十代で物書きになるために仕事辞めてる時点で、普通の大人じゃないかも知れないが。

 独身で、そこそこ貯金があって、気楽に猫が飼える生活をしている。

 そんな感じの人物が語り手をする物語になる。

 転生物みたいに大人の記憶を引き継いでいる子供…って言う登場人物は、色んな人が大量に生み出しているので、俺は手を付けないで良いと思うんだ。

 新しい連載についてはそんな感じです。


 そして現在進行中の連載は、最後の「エピソード集」を書く段階に入っているのだが。

 今回は、一話は約三千文字でエピソードを十三件書くことになる。

 ある意味の苦行である。

 ご飯の食べ過ぎで苦しくなる苦行は楽しくないが、文字を書き連ねて行って「完結」まで到達できる苦行は楽しいと思う。

 ちゃんと話がまとまったら達成感。

 なんで十三件と言う中途半端な数字なのかは…後に判明するでしょう。

 気づかれない事の方が多いかも知れないけど。

 そんな事を考えているうちに、もう土曜日が来てしまう。

 パックご飯と木綿豆腐をたっぷり買って来よう。ネギも欲しいけど、それより先にキャベツ食べなきゃ。

 何とか、膨満感に成らないように地獄の肉カレーを消費する方法は無いだろうか。

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