六十九話目「カップラーメン塩味と地獄の肉カレー」
結局、其処に戻ってきました。
何より美味しい、「かやく(乾燥野菜)しか入って無い塩味のインスタントラーメン」。
塩味の大量のスープがお腹に優しい。
ラーメンスープよ、牛の脂を洗い流してくれ!
そして十九時が近いのにミルクコーヒーを飲む。甘い。そしてうっとりして眠くなる。何故だ。
ようやくお腹がらっくりになったのだろうか。
何だったら、追加のカレーを作るよりキャベツに塩をつけて食べたい。
望んでダイエット食が食べたい。
「ダイエット食ばっかり食べてたから、それが普通に成ってしまって居るとか?」と、知人に指摘されたのだが、たぶんその通りだ。
毎日牛丼並みの肉が入ったカレーを食うのは無理だ。
カレーにする作戦は良かったけど、一度に使う肉の量を間違えていた。半分くらいにすれば、苦しまずに済んだのに。
分量がおかしいので、ひたすら牛肉が脂っぽいのだ。しかもその脂が甘いのだ。胸が焼けるのだ。
とても良い牛肉に殺められる。地獄の肉カレーと名付けよう。
ミルクコーヒーじゃなくてストレートのインスタントコーヒーが飲みたいのだが、一杯分の規定量が決まっていないと際限なく飲んでしまうので、買ってない。
最近、喉の調子が良くない。誤飲しかけたり、咳気が酷い。咳に関しては、冬だから軽い風邪にかかっているのかもしれない。
誤飲のほうは、小さい野菜のかけらとか、液体の飛沫を、気管に近いほうに飲んでしまって居る事がある。咳をすると戻ってくる。
いつか誤嚥性肺炎とかに罹らないかは心配である。
生きる希望が湧いてしまうと、死ぬのが嫌になりますね。
生きる希望を生産するためにご飯が必要なのはわかるけど、そんなに大量には要らない。
少しずつで良いのです。少しずつロングランに食べ物がある状態が嬉しい。
ただし、炭水化物しか食べていないと、餓死するから気を付けよう。
全てが面倒くさくなったおいどんは、カレーの鍋にキャベツを適当に千切って放り込み、水を増やして煮始めました。
結果がどうなるか分からないけど、カレー風味の何等かの煮物が出来上がる予定です。
味が薄かったら塩コショウをしてみよう。
もう嫌だ疲れ切った。ご飯の事ばっかり考えて居たくない。
絵だって描きたい。音楽だって作りたい。ゴロンって横に成って眠り続けたい。
昼夜逆転しかけている今の状態がすごく苦痛で成らない。
朝とは言わないから、せめて午前中に起きたい。
そうしないと、ずっと夜中なんだもん。明日こそは初詣に行くのだ。粉物を食べるのだ。