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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
ごくぎりめ:十二月下旬
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五十六話目「今日は野菜を」

 ジャガイモ以外の野菜を摂取した。

 大根と海老と鶏肉の生春巻き。

 エビチリ味のソースをかけていただく。

 さっぱりして居て美味しい。


 昨日は湯豆腐が食べたい気分だったが、豆腐を手に入れるより春巻きを手に入れるほうが楽だったのだ。

 そして野菜が美味しいのだ。

 三日ぶりくらいに胃袋がスッキリした。


 胃袋さんは、一日中ずっと訴えかけて来ていた。

「辛い物は食べないでね。熱すぎる物も食べないでね。酸っぱい物も食べないでね。それで、なおかつ、お腹を綺麗にしてくれるものを食べてね」と。

 そう言う時のメニューに心当たりはあったので、道中のコンビニで生春巻きを買った次第である。

 後は、今週末の買い出しで、年末年始の食料を買っておけば良いだけだ。


 僕の腹時計としては、「ご馳走を食べるのは金曜日だけ」だと思っているらしく、二十四日の日にホットケーキタワーを作った時も、二十五日の日にチキンを食べた時も、ずーっと「明日って休みだっけ?」って思って居た。

 体のほうは「ご馳走を食べたって事は、明日は休みだね!」と思っているらしく、何時までも眠くならなかったりした。

 寝付くまでも苦しくて、ずっとお腹の中身が「グゴゴゴゴ」って言って動いていた。

 体力がついて眠くならなくなったわけではないらしく、今朝は気持ち悪くて寝込んだ。


 そんな朝に食べた物は、塩味のカップラーメン。それからミルクコーヒー。

 昼は宣言通りにうどんを食べ、夕飯は湯豆腐を止めて春巻きに。

 そしてここ暫く、バイ○ハザードの4の実況動画を観ている。主人公が大統領の娘を助ける話ね。

 最初は、「ちょっと気持ち悪いなぁ」と思ってたけど、すっかり慣れてしまって、今では実況を観ながら夕飯を食べている。

 だけど、肉を食べている時に観たい動画でもない。

 某フリーゲームの影響で、ゲームの中に出て来る相棒キャラが裏切る展開を何故か考えてしまって、相棒キャラが豹変するのでは…と言う、変な緊張感で落ち着いて観ていられない事もある。

 ゼ○ダの伝説の「知恵の○り物」の時も、相棒になる妖精っぽいキャラクターが豹変するのでは…と思いながら実況を観ていた。

 だけど、その相棒は、終わりまでずっと良い奴だった。何だったら、相棒とお別れする時はちょっと涙が出てきた。

 そして、バイ○ハザードの方の相棒になるキャラクターも、癖はあるけど唯の良い奴だった。

 ちきしょい。おいどんの薄汚れちまった心に、なんでみんな軟膏を塗りだがるんだ。

 疑う事を覚えてしまったマイハーツにとっては、ありがたい限りである。

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