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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
よんくぎりめ:十二月中旬
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四十二話目「洗剤多めで服を洗った日」

 常日頃。液体洗剤を使っている。

 液体洗剤を、ケチって使っている。

 先日、「今日は思い切って、計量キャップの一番上のラインまで洗剤を使ってみよう」と思って、実行してみた。

 洗って濯いで脱水して、干して乾いた服が出来上がった。

 着てみる。

 自分から、とても良い香りがする。

 細やかな贅沢の一つである。

 そんな小さな幸せのある日。


 昼ご飯は、つみれのレンコンスープと豚さんのハンバーグが挟まってるマフィン。

 肉っぽすぎて、野菜をハード目に食べたくなる。

 だが、今日は飴ちゃん以外何も買わずに帰って来た。

 家にある食糧が…カップラーメンと冷凍のミックスベジタブルとポテトと卵。

 パックご飯も一個だけあったが、明日の朝ご飯にしたい。

 なので、カップラーメンを食すことに。

 せめて卵を入れようと思って、お湯を入れる前のカップの中に生卵投入。

 湧きたての熱湯を、卵めがけて注ぐ。

 良い感じで白身が固まった。

 四分待つ。

 八十八円カップ麺シリーズは、大体四分か五分待たされる。

 その分、麺が多い。

 一分長く待ちすぎて、ただでさえ多い麺の量も増える。

 麺を食らい、スープを飲む。

 卵の白身が、塩ラーメンの尖り具合を、マイルドに包み込んでくれる。

 黄身はスープと一緒につるんと飲む。喉の奥で潰す感じで飲む。うまし。

 白身が絡んで良い感じに成っているかやくを集めて食べ、スープを全て飲み干す。

 一杯の塩ラーメンと共に、卵の偉大さを痛感した。


 今日のおいどんは、とてもお利口さんだった。と、自分を褒めてあげている。

 朝三時台に起きていながら、二度寝せずに、ちゃんと予定の時間を守って出かけた事が偉い。

 おかげで、朝のうちに済ませておきたい用事もクリアできた。

 この調子で明日も起きるのだ。午前三時じゃなくて良いから起きるのだ。

 粘って起きないと、朝ご飯も食べないし、かえって体が辛いのだ。

 現在十九時。

 置時計の「湿度察知顔ランプ」が表示されている。

 おまい、低温だと表示されないはずじゃなかったか?

 夏の高温時も表示されなかったくせに。

「うっわ。しめっぽい」みたいな顔するな。

 おいどんには丁度良い湿度なのに。

 普段から湿潤で潤っている環境に居るから、野外に出かけると髪が傷むのだろうか。


 明日も、ちゃんと起きてちゃんと朝ご飯を食べて、二度寝をしないで出かけるのだ。

 そのためには、今から食器の片づけなんかをして、シャワーをして、二十一時前には眠るのだ。

 明日の任務は、朝に郵便局に行って年賀状を買う事。

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