二百九十二話目「飯に関する想像」
二千二十四年五月二日。
食に思いを馳せる。
スープ屋さんの千円のスープセットが食べたい。値上げしてるかもしれないけど。
ナツメグたっぷりのハンバーグの味が忘れられない。
だけど、千円かけて美味しい飯を食べるんだったら、自分で挽肉をこねたほうが良いだろうか。
さっきの記事で飯を作る気概が無いと述べていた割には、手の平を返すものである。
食べたい物が、甘い物ではなかったと言う事か。
ひき肉と、玉ねぎと、パン粉と、牛乳と、ナツメグを混ぜて、塩コショウして、焼いてから、オーロラソースをたっぷり。
カリッと焼いた食パンに挟んで、ハンバーグサンドウィッチにしたい。
それに伴い、おうちの調味料にマヨネーズを登場させようか。
野菜にかけても美味しいし、簡単に太れる。マヨネーズソースの原料は油と卵と酢。つまり油を簡単に摂取できるのだ。
カロリーハーフのマヨネーズを一本買って食べてみて、体組成がどう変わるかを観察しよう。
ナッツを食べた時みたいに、慣れてきたら太らなくなってしまうかもしれないが。
特定の物をせっせと食べるようになると、別の物を食べなくなるから悪いのかもしれない。
生のジャガイモを買って来て、レンジで蒸かしてマヨネーズをつけても……美味しそうじゃないか。
塩コショウで食べるのも良いけど、味付けにソース類を使う事で、カロリーや風味が足せるんだから、調味料を有効活用しよう。
夏になるにつれて、食欲は減退するかもしれない。そしたら、野菜でサラダを作って、ドレッシングやマヨネーズをかければ良い。
サラダだからと言って、野菜がたくさんなければならないわけではない。
トマトだけでも、キャベツだけでも、ジャガイモだけでも、サラダには成る。
よく考えたら、今もジャガイモがあるんだから、レンジで茹でて食べてみよう。時間的には夜食にあたるが仕方ない。
マヨネーズはないけど、シーザードレッシングがあるから、味付けは出来る。
シーザードレッシングに中濃ソースを混ぜてみよう。ピリッとして美味しいかもしれない。
ついでにパルメザンチーズもあった。調味料だけ豊かだった。何故これらを使わないのだ。
朝にしっかり食べないから、全体的な食欲が下がっているのでは無いかと、仮説を考えてみた。
明日の朝は、林檎と一緒に、残りのジャガイモを食べよう。小ぶりだが二個ある。
ジャガイモも、塩コショウだけでなく、味付けすると美味しい事を、今日のうちに自分に教えておこう。