二百八十九話目「ドーナツが素晴らしい午後」
二千二十四年五月一日。
ドーナツにハマる。
昼、起きる。
林檎を食べる。コーヒーを飲む。さっぱりしすぎていて、何か体の中がカラカラする。
用事があり、出かける。
コンビニが近くにある。おやつを買おうかなぁと考える。そう、ドーナツを! と志す。
パンコーナーにポン〇リングによく似たドーナツがある。二つ買う。飲み物も、ミルクティーにする。
帰って来てからドーナツを食らい、ミルクティーを飲む。とても美味しい。
油っこさ、ミルクっぽさが、とても素晴らしい。
夕飯に、冷凍食品を少し解凍して食べる。ケチャップやソースをかけるととても美味しい。
そんなおいどんの体重は、五十三キロをどうにかキープしている。本当に、食っても食っても痩せて行く状態である。
そんなおいどんの体が求めているのは、恐らく、油分と塩分。
ドーナツが美味しいのも、ミルクティーが美味しいのも、ケチャップやソースをかけた冷凍食品が美味しいのも、油分と塩分を求めているからだろう。
今日の体重測定で、体脂肪率が上がっていなければ、もうちょっと油分の多い物を食べたほうが良かろうて。
パウンドケイクを作る作戦は……後々に伸びてしまっている。シンクは綺麗にしてあるのに、中々作れていない。
小説のほうは、ぼつらぼつらと進んでいる。
「アイラの実り」のほうも、ちょっとSF風味が入ってくるのだが、最初の段階から決まっていた物語に寄って行っているだけである。
今書いているのがSF風味だから、同じ路線に……と言う方向転換が出来るほど、おいどんは器用ではない。
プロットと言うか、全体の設定と話の流れとイメージシーンのメモはある。その大まかなメモを頼りに書いている。
プロットを文字に書き起こして、頭の中を整理させておくか、頭の中でずっと考え続けて、脳細胞が死亡しそうになるかの違いかも。
何故、プロットを書いておかないのか。どうせ執筆した時に、大きな流れ以外は細かい所が変わったりするからである。
つまり、プロットを一度書き始めると、めちゃくちゃ細かい所まで書いてしまったりするのだ。
だが、「ストリングトーン」のエムツーとサブターナの話を書いていた時は、ぎっちりメモしてきたプロットに沿うように書けた。
何が違うのかと言ったら、自分が面白がりながら書けるかどうかなんだと思う。
あの当時のエムツーとサブターナの話は、「守られる世界から逃げ出す子供達の成長記」と言う話だったから、筆が進んだのかも。