二百七十一話目「ひまわり油なたね油」
二千二十五年四月二十一日。
コーヒーフレッシュが何者であるか知る。
コーヒーフレッシュの成分表を見てみる。
一番いっぱい含まれているのが、植物油。主にひまわり油と、なたね油。なたね油、つまりサラダ油と同じ物。
だけど、サラダ油をコーヒーに入れても美味しくないしなぁ、何か美味しくするための成分があるはず、と思って続きを見ると。
二番目に含まれているのが、砂糖。
まぁ、そうでしょうねぇ……コーヒーを美味しくするならねぇ……と善意で解釈する。
三番目に入ってるのが、脱脂粉乳。この成分で、ミルクっぽさを作っているようだ。
つまり、コーヒーフレッシュと言うのは、脱脂粉乳を植物油で溶いて、砂糖で味付けした物の事。
コーヒーフレッシュを構成するものは、以上。
商品によっては、もっとクリームっぽくしてあったりする物もあるようだ。
コーヒーで思い出したのだが、外国に行ったり、国際線の飛行機に乗った時、映画で使われていた英語の台詞とかで商品を注文してしまうと、「なんでそこだけ発音良いん?」って言う反応をされると言う。
カッコつけたいわけでなければ、普通に自分なりの英語で注文したほうが良いようだ。
東南アジア圏の旅行会社の添乗員さんは、「大丈夫です。安心して下さい。心配ありません」の日本語の発音がめっちゃ上手いらしい。言い慣れているんだろう。
何故言い慣れているのかは、敢えて記載しない。
夕飯は何を食べようかなと考えているのだが、何故か食欲が湧かない。
さっきまで食べていた飴ちゃんの影響だろうか。
いや、ついでにコーヒーを三杯も飲んでしまったから、カフェインでお腹がいっぱいなのだろう。
今日は弁当を作って行かないで、お昼はコンビニのパンで済ませてしまったので、弁当用の冷凍食品を解凍して食べると言う選択肢もある。
しかし、何となく勿体ないような気が。どちらかと言うと、林檎だけで済ませたいような気がする。
だけど、何を食べるか思いつかないだけで、思い浮かべてみると、冷凍食品を食べてみたく無くない。
林檎は明日のお弁当にするとして、今日は冷凍食品を食べてみよう。内訳は、唐揚げ二つと、肉巻きポテト一つと、蒲鉾団子三つ。足りなかったら卵焼きを焼いて食べる事、で良しと。
飯の事を考え始めたら、途端に心がシナシナに成ってしまった。
おいどんよ、人生に疲れているのかい?
簡単に飯を食いたいって?
冷凍食品を解凍するのも面倒くさいって、どれだけなんだい?