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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
じうろくくぎりめ:四月中旬
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百六十五話目「全部ラムネ味」

 二千二十五年四月十八日。

 夕。

 一瓶四百円くらいの「かき氷シロップ」を購入してみた。

 色は色々ついているが、成分表からして、全部ラムネ味っぽい。

 まずはピンクと青のシロップを買った。

 青の味は想像がつくので、ピンクを開けてみた。

 それを混ぜてリンゴ酢のモクテルを作る。

 レシピは、リンゴ酢を大さじ一杯、かき氷シロップを大さじ四分の三、それからコップ一杯の水。

 透明な淡いピンクの液体が出来た。

 リンゴ酢の爽やかな酸っぱさと、かき氷シロップの仄かなラムネ味が良い感じに合う。

 とても美味しかったが、酢を大量に飲むわけに行かないので、グラス一杯で我慢する。


 その後、今日の夕食としてバナーナを四本食べる。

 その後、やっぱり飲み足りなくて、かき氷のシロップを炭酸水で割って飲むことにする。

 しかし、何のパンチも利いていないので、リンゴ酢を入れた時より美味しくは感じなかった。

 だが、色付き水を飲むと言う雰囲気は十分味わえた。

 もし、お客さん用のグラスを用意しておいたら、このレシピで「ちょっと好い感じのモクテル」を振舞えるだろう。


 そもそもお客さんの来る家ではないが。


 今日のご飯はバナナ四本で終わりなので、明日の朝に林檎を齧って、その後買い出しに行く! と言う流れになるる。

 今、うみゃぁあああああああああぁぁ……と言う計画を進めているので、ふぎゃぁああああああああんって感じである。猫語は伏字である。

 とりあえず、一日一杯か二杯の、リンゴ酢を入れた淡いピンク色のモクテルを楽しむことが出来るようになった。

 春だなぁ。ようやく家に春が来た。春って心拍数が上がるのに血圧が下がるのである。

 おかげで、鳩尾の辺りがもにょもにょするような変な感じがして仕方ない。

 楽しい事があると「今、楽しいんだ」って思うけど、何もなくても心拍数が上がるので、どうにもならない。

 動物とかがそう言う状態に陥ると、先日の世界の中心に居る鳩達のように、互いを見つめ合ったまま、ゆっくり走ってくる車の前に敢えて歩いて行ったりするんだろう。

 明日は夏日になるそうで、恋鳴きもうるさそうだ。

 ネコゥズ達は恋真っ盛り。

 雌猫の周りでは雄猫達のバトル!

 恋鳴きに混じる威嚇と唸り声。ストレートに怖い。

 全然ラブとピースがセットじゃない。

 弱肉強食とはそう言うものなのか。

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