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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
じうごくぎりめ:四月上旬
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二百四十六話目「セーターが溶けた」

 二千二十五年四月一日。

 昨日の話ですが。危うく家を燃やす所でした。


 すすぎ中の洗濯機が「パチッパチッ」と言う音を立てていたので、異変を感じて一時停止し、覗き込んでみたけど、変わった所は何もなく。

 原因が分からないまま、「変な音がするけど大丈夫か」と思って洗濯を続けさせたら、ずっとパチパチ言い続けるのです。

 おかしいなぁ、今までこんな音はしたことなかったんだけどなぁ、そろそろこの洗濯機も寿命なのかなぁ……なんて考えていた所。

 なんだか、洗濯機のほうから異臭がしてきました。

 明らかに焦げ臭いのです。布が燃える時のにおいでした。

 もしかして、この「パチパチ音」は、静電気? と勘づいて、洗濯機を再び一時停止して、洗濯物の様子を見てみると……ドラムからはみ出していたナイロン配合のセーターの一部が、溶けて固まっていました。

 まず、そのセーターは洗濯用のネットに入れていました。そして、うちの洗濯機は縦型の、よくある一層式です。

 金属製のドラムを囲む上の部分は、プラスチックで出来ています。

 このプラスチックの部分に、はみ出た洗濯ネット越しのセーターの布が摩擦されて、静電気を発し、自らを焼けこげさせていたようなのです。

 とりあえず、すすぎが終わっていなかったので、そのセーターが入った洗濯ネットは、ひっくり返してみました。

 それだけで、パチパチ音も焦げ臭さも消えました。

 問題のセーターは、脱水の後で回収して、即ゴミ袋に入れました。

 お気に入りのほうのセーターだったら嫌だなぁと思っていましたが、奇しくも、お気に入りじゃないほうのセーターでした。

 しかも、少し前のスープ事件で、おいどんの腹の皮膚を火傷にした、曰く付きのほうのセーターでした。

 デザインもあんまり好きじゃなかったけど、本当に不幸を呼ぶセーターでした。

 あのセーターが発火してたら、どうなってたかを考えると怖いですね。

 ナイロンが含まれているセーターを洗う時は気をつけます。


 今日のご飯の記録。

 朝、バナーナ一本。バニラ牛乳。

 昼、冷凍食品のお弁当。林檎一個。

 夕、プレーンヨーグルトに砂糖を入れて。バニラ牛乳。


 また植物が足りなくなってきていますね。林檎を食べているだけマシなのでしょうか。

 明日こそは、大きな卵焼きを焼いて、弁当箱半分くらいが卵焼きで埋まるようにします。

 そうしないと、唐揚げとプチトメィトだけの弁当に成ってしまう。

 朝にジャガピーマン炒めを作る気力があれば良いのですが。

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