表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
じうよんくぎりめ:三月下旬
243/300

二百四十三話目「否定的になる時がある」

 二千二十五年三月三十日。

 十七時過ぎ。


 お菓子作りの道具や材料を買い集め、うきうきとお菓子の作り方を調べ、次は何を作ろう? なんて言う期待を持っているのに。

 その行動を全否定したくなる、ブラックおいどんが時々降臨します。

 ブラックおいどんは、飯を作るのが嫌いです。素材をそのまま食べる方向に走ります。

 ブラックおいどんは、生活に時間をかけるのが嫌いです。

 洗濯や掃除より、作曲とか作画とか動画作りとかに時間をかけたがります。


 昨晩も、エッセイを書いてる途中にブラックおいどんが降臨しました。

 そして気づけば、それまで書いていた「お菓子作りとご飯作りが面白い」と言う内容を、全否定する文章を書いていました。

 それだけではなく、ゆっくりと「生活中心」に日常を変えてきたこと自体を否定していました。

 これでは、頭のおかしい文章に成ってしまう…と思い、ブラックおいどんの文章は削除しました。


 だけど、ブラックおいどんの意見は意見で、分かる所はあるのです。

 バリバリと作曲活動や動画作りをしたりしていた時は、生みの苦しみもありましたが、確かにやりがいはあったからです。

 飯やお菓子を作る事に関して、あまり熱心に成れない時があるのは、「作ってみた後、形が残らないから」なのでは。

 最終的には食べちゃうわけですからね。消えものを毎日創作できない…と言う思いはあるでしょう。

 消えものに熱心に成れないなら、消えない状態にしてみようか。

 単純に、作った弁当の写真を撮ると言う事です。

 作った物の形を記録しておいて、今後どのような弁当を作って行こうかと言う目標を持とう。

 暫くは冷凍食品弁当が続くと思いますが、卵焼きだけは毎朝焼くとか、そう言う小さい目標からクリアして行きましょうか。

 お菓子作りの時も、出来上がりの写真を撮るのを忘れずに。


 そんな事を考えていたら、なんだか気持ち悪くなってしまいました。なんでだろう。

 お腹が(水で)いっぱいな時に、ご飯の事を考えたくないのかな。

 今日はバナーナ以外の植物を食べていないのも悪いのかもしれません。今からピーマンとジャガイモを炒めて食べてみます。

 (調理、食)

 温かいピーマンとジャガイモが美味しい。塩コショウして炒めただけなのに美味しい。

 ほぅら。ちょっと作ってみたほうが美味しいものに出会えるじゃないか。

 ご飯作りなんてつまんない! と思わないで、美味しくて体に良いものを毎日制作してみよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ