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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
じうよんくぎりめ:三月下旬
237/300

二百三十七話目「ニューヨークチーズケーキ」

二千二十五年三月二十八日。

 朝から雨。


 起床直後から、ずっと頭が痛かった。今日終わらせようと思っていた用事を幾つかキャンセルした。

 頭は痛いが、冷凍食品を解凍して弁当に詰めて持って行く事は出来た。

 用事を終わらせて、日中活動に出かける。お弁当を食べる時間があるかと危ぶんでいたが、食事を摂る時間くらいはあった。

 作業中に「スタバに寄ってケーキを食べたい」と思いつく。


 帰りがけにスタバに行く。ニューヨークチーズケーキとダークモカフラペチーノを頼んだ。千八十円也。

 おいどんより先に商品を待っていた若い女性達が、スヌーピーの絵の描かれたクッキーをクリームに飾ってもらえる物を頼んでいた。

 良いなぁと思った。

 ダークモカフラペチーノは、ちゃんとクリームが盛られていた。クリームが盛られていないより良いじゃないか。シンプルだったけど。

 次にスタバに行くまでにスヌーピーとのコラボが終わってなければ、おいどんもスヌーピーのコーヒーを注文したい。

 ケーキをパクパクと食べ、なんでニューヨークって名前なんだろうとか考える。

 ニューヨーク風のチーズケーキなのか、それともカリフォルニアロールと同じようなものなのかと。


 おいどんよ、おまいは小面倒くさい事を一々考えないと、チーズケーキも食えやしないのか。


 チーズの風味も良く、型に触れていたであろう部分はしっとりとしたビスケット感があり、甘すぎもせず、上品で食べ応えのあるチーズケーキだった。

 スヌープーが居ない、おいどんのダークモカフラペチーノは…ストローで吸っても、液体が上がってこず。

 ストローの先、何かがふさいでいる? と思って、何度もストローで液体をかき混ぜたり、吸う位置を変えたりしたら、ようやく物理法則があった。

 氷の塊かチョコレートの塊が、ストローの先に引っかかっていたんだろう。

 クリーム部分まで無事に全部飲んで、すぐさま帰る事にする。

 ゴミ箱にゴミを分別し、カトラリーや皿を所定の位置に戻し、朝の頭痛とは違う、冷たい物を飲んだ事による頭痛を覚えながら、スタバを出る。


 また千円でとても素敵な出会いをしたわけだ。

 周りのお客さんは、歓談したり、パソコンで作業したり、スマホを弄ったりしているのに、食う物を食って飲む物の飲んで即帰る客って珍しいのだろうか。

 どちらかと言うと、「行列のできるラーメン屋」に行った人の行動だと思うのだが。

 何処に行っても、連れが居なければ、おいどんはそんな感じである。

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