二百二十九話目「とりあえず冷凍食品」
二千二十五年三月二十四日。
朝。
六時半起床を試みる。
充分に眠った感覚があり、起きるのも簡単そうだ。布団から出る。体温が下がり、疲労と共に眠くなる。後十分だけ眠ろう。
これを七時四十五分まで繰り返す。
七時四十五分。
時間がない事がひりひりと伝わってくる時刻になった。起きて速攻で着替える。ワイシャツを着てセーターを着る。よし。温かい。
何を作るより先に冷凍食品を決まった分取り出し、ブロッコリーと一緒にレンジにかける。
その間に卵を焼く。
卵焼ける。解凍も終り。冷凍食品とブロッコリーを弁当箱に盛る。
ブロッコリーに塩をかける。ちょっとかけ過ぎた。一つまみ分はかかってしまったので、塩を取り除く。
卵焼きが冷めた所で四つに切り、真ん中の二つを弁当箱に盛る。
トマトを盛り付け、ラップに包んだケチャップを添える。微々たる量だが、何も味付けをしていないよりマシだろう。
弁当が用意できたのは、起床三十分後だった。
手早く成ってきているが、冷凍食品が無かったら、卵焼きとソーセージだけの弁当になりそうだ。
同日、夕方。
家に帰って来て、お弁当箱を洗って、バナーナを一本食べて、お茶を飲んだ。
これから作家業をしようか…と考えてたら泣きそうになった。どうやら疲れているらしい。どうせだったらバナーナだけではなく、野菜が食べたい。
今の所、ジャガタライモと、ピーマンと、プチトメィトと、ブロッコリーと、カボチャがある。
これらのうちの一部を上手に使って、何か一品、野菜料理を作りたい。
それなら、暖かくなってくる時期に傷みやすそうな(生暖かい)物を持って開かなくて良いし、家で食事が摂れるし。
今気づいたのだが、なんでお弁当に力を込めるのに、夕方に帰ってきた時の食事の事は考えていなかったんだろう。
とりあえず、ジャガタライモとブロッコリーで何か作ってみよう。顆粒のコンソメがまだあるから、コンソメ味のスープでも作ろう。
作り方は思いついているので、実際に作ってみた様子を後で記述すべし。
記述。
細かめに切ったイモとブロッコリーに塩と水をかけてレンジで茹でる。
一食分のスープが作れる片手鍋を用意して、水を張り、茹でた野菜を入れて火にかける。
顆粒コンソメを入れる。塩を追加する。牛乳を少し入れる。煮込む。
塩分濃いめの野菜スープが出来た。勝手に「ドイツ風だ」とか述べてみた。でも、しょっぱすぎはせずに無事に食べれた。
疲れてる時のやや濃いめの味付けは美味しい。