表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
じうよんくぎりめ:三月下旬
228/300

二百二十八話目「気分乱気流」

 二千二十五年三月二十三日。

 夕方。


 ご飯の事ばかり考えているのが嫌になってしまった。

 もっと他の事を考えたい。

 考えるのではなく外からの情報を取り入れようかな。

 梅を撮りに行ったけど、まだ咲いてなかった。芽は出ていて、花もほころびかけていて、明日辺りに咲きそうな様子だった。

 平日に咲かれると撮りに行く時間がない。

 朝にすごく早く起きて出かければ撮れなくはないけど、そこまでして梅を求めるのか? と言ったらどうだろう。

 因みに昨日は二十四時に眠って、今朝は午前三時十何分に起きて、ほぼ三時間睡眠。

 余りに眠らな過ぎたせいか、変にハイになっていて、朝からニヤニヤしていた。

 主に、百均に買い物に行く前にニヤニヤしていた。意味もなく楽しかった。


 昼下がりにパウンドケイクを焼いて、ちょっと焦げたけど、そこそこ美味しいケイクが出来た。

 だが、油と砂糖の量が釣り合っていないせいか、ひたすら油っこくなった。油っこくて甘すぎても問題だが。

 バナナの量が足りなかったな。次はバナナを二本入れて甘みを出してみよう。

 サラダ油と言う指定の所を、紅花油にしたのも悪かったのだろうか。しかも賞味期限が切れている紅花油である。せめて賞味期限の切れていない紅花油にしよう。

 ホットケーキミックスの量の指定も、百五十グラムの所を、二百グラムのホットケーキミックスを放り込んだ。

 ちょっと焦げた以外は上手に焼けていたので、粉の量は問題ないのだろう。

 パウンドケーキ型一個分のパウンドケーキを喰らいつくし。腹がいっぱい。

 食べてから写真撮影に出かけたのだが、その間は全然苦しくなかった。帰って来てモクテルとお茶を飲んだあたりから苦しくなり始めた。

 燃料として使えているうちは「腹に在っても邪魔じゃない」と言う事なのか。逆を返せば、燃料として使えなくなったら「腹にあると邪魔」と言う事。

 パウンドケイクよ。一刻も早く胃袋からいなくなってくれ。胸やけが酷いのだ。


 SNSで、ラノベではない小説を募集している記事を読んだ。

 文芸作品を求むと言う内容だった。

 おいどんは、ちょっとだけ心惹かれた。だが、おいどんの文章は文芸なのか? って言ったら、それはそれで違う気がするんだ。

 文字詰め過ぎなだけで、文芸と呼べる「芸術的な要素」が足りんと思うのだ。

 極めてみるか? 文芸を志して、極めてみるかい? と、自らに語り掛けてみる。

 文章を練る時間があるんだったら、極めてみたい。本当に、時間は資本である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ