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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
じうさんくぎりめ:三月中旬
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二百十五話目「実際に行動してみよう」

 二千二十五年三月十八日。

 朝。

 六時のアラームで起きる。昨日考えた予定通りに行動してみようと目論む。

 コーヒーを飲むためにお湯を沸かし始める。

 意外と春の朝は寒い。

 同時に朝ご飯を作れば良いものを、悠長にお湯が沸くのを待っていた。

 布団にくるまっていようとする。肩に布団をかけていても、腹が寒い。

 お湯が沸くのが意外と遅い。

 布団にすっぽりと潜ってしまう。

 眠りなおしてしまう。

 (結果:起きてからコーヒーにありつくまで二十分かかる)


 どうやら、予定のスケジュールでは朝はゆっくり過ごせないと察し、朝食を作るのをやめる。

 プレーンヨーグルト一箱に砂糖二十グラムを入れて喰らう事にする。

 ヨーグルト自体はとても美味しい。

 お腹がいっぱいになって眠りなおす。

 (結果:朝食と言うものを作らないと行動による目覚めが得られない事を知る)


 朝八時の予備アラームで起きる。こんなことでは成らないと思いなおし、目を覚まそうとする。

 しかし、寒い。

 そうだ、薄着だから悪いんだ。昼間用の暖かい服に着替えてしまえば良いんだ。と、思って着替え始める。

 確かに、着替えてからは、布団を片付けて床が冷たくなっても平気だった。

 時間的に文字数は書けなかったが、日記帳を書く余裕すらあった。

 (結果:起きたらすぐに着替えたほうが行動できる)


 朝に優雅に作家業をすると言うのは、まだ先の話かもしれないし、ごくたまにしか訪れないフィーバータイムなのかもしれない。

 今は本当、夕ご飯食べてから時間をかけて何か作ったほうが良いのだろうて。

 だけど、今日も、「明日の朝こそは早く起きよう」と思って、早く眠るかもしれない。体力的な問題で。

 せめて二十時までは起きて居よう。


 現在の時刻は十八時台である。夕飯の内容が悪かったのか、既に眠たい。

 単純に疲れているのもあると思う。普段だったら三人体制で回す作業をほぼ一人で終わらせたのである。

 手伝いには入ってもらったが、手伝いの人が出来る事が限られていて、手伝いの人がやってくれる過程をすっ飛ばして作業し続けることになった。

 つまり、一瞬も気が抜けなかった。

 肩首がおかしくなって、伸ばせなかった胸骨が鈍く痛みだすくらいだった。姿勢によっては肋間神経痛が来る…と怯えながら作業し続けた。

 何とか肋間神経痛は発症しなかったが。疲れた声には成ってしまった。流石に声を張り続けるのは無理だった。

 眠るのはもう少し待つとして、せめてお風呂には入ろう。みかんの香りのする湯船に入ろう。

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