表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
じうさんくぎりめ:三月中旬
209/300

二百九話目「ネコゥズとの出会い」

 二千二十五年三月十五日。

 はい。また変な言葉が出てきました。

 ネコゥズと言うのは、うちの近所に住んでいる、ありとあらゆる猫達を示す、おいどんにしか通じない言葉です。

 ネコゥズ達は、アクトツーに進化するために、輪廻の機会を待っています。

 現世に存在するネコゥズ達は、大体アクトワンです。

 今日出会ったネコゥズは、頭と背に白っぽい灰色の縞模様がある、脚と腹が白いネコゥズでした。

 脚は短く、ぽってりとしたお腹で、だけど鼻筋は通っていて、よくいる日本猫って感じでした。

 ネコゥズが歩いている。きっと、あの車の陰から出てきたとき、こっちに気付くはず…と思ったおいどんは、期待に違わずこちらを見たそのネコゥズに対して、ゆっくり瞬きをして見せました。

 突然、知らん変な奴から「親愛のチュー」をされたようなもんであるネコゥズは、「何こいつ」と言う探るような表情をしたまま、硬直していました。

 しかし、おいどんはそれ以上ネコゥズを困らせる事はなく、さっさと家のほうに去りました。

 うん。おいどんは、「親愛のチュー」をしてネコゥズに期待させて、それを裏切るという事を繰り返している、プレイニャーンなのです。プレイミャーンでも良いです。


 そんなわけで、さっきブレンダーを買ってきたついでに食材の買い出しをして帰ってきたのですが。

 甘いお菓子とか果物は食べなくなったけど、食パンだけは買ってしまいます。最近、食パンが甘く感じるんですよ。

 糖類が添加されている人間を阿呆にする食パンでなくても、ここ二週間くらいは普通の食パンも甘く感じます。

 桜餅がまだ売られているので、ちょっと気になったりはしているのですが、市販のお菓子のあんこは甘すぎると思うようになりました。あんこで喉が焼けるってどう言う事なんだろう。

 辛党になったのかと言ったらそうでもなく、アルコールは相変わらず苦手です。だけど、酒のつまみは好きかもしれません。塩辛をストレートで食いたい。米は要らない。

 肉を食べる時のサイドメニューとして、割とジャガイモを所望するのですが、それを「冷凍のフライドポテト」から、「市販のポテトチップス」に移行しようかと言う皮算用をしています。

 結果的にどっちが高くつくかはまだ分からないのです。

 あんまりにも蛋白質の摂取を我慢しすぎると、突然「ケンタッキー州の揚げらた鶏」が食べたくなるので、其処は用心しなければなりません。

 乳製品は買うけど、肉とか魚の蛋白質はあんまりストックしてませんね。シチューやカレー以外の、肉の調理の仕方を覚えようかな。

 何か野菜を買おうと思って、何故かカボチャと普通のジャガイモを買いました。レンジで蒸かして食べることになります。美味しいカボチャの食べ方が知りたい。

 カボチャは…スイーツなのだろうか。だいぶ甘いけど。野菜だよね。そうだよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ