百九十九話目「四十分間の努力」
二千二十五年三月十一日。
えらい疲れたと思いながら、プリンを作る作業を四十分間こなしました。
後は器が人肌程度になったら、冷蔵庫で冷やすだけ。
最低二時間以上冷やすと、レシピには書いてありましたが、一晩冷やす方向で進めます。
そして明日の朝、砂糖が二十グラム(レシピの半分)しか入っていないプリンを朝食に食べます。
バニラエッセンスはちゃんと入っているので、フレーバーはとても甘いです。
実際甘いかどうかは、明日食べてみるまで分かりません。
なんでこんなに疲れているんだろう。おかしいなと、頭が考えているのですが。おかしいなではないのです。
日中作業を一日分こなしてきて、ついでに無意味なバス移動と無意味なウォーキングで一時間半使ったんだよ。
もう、おいどんの粉々のハートは、微塵と砕け果てていたのに。
二十時台で既にヘロヘロなのに、四十分もキッチンに立ち続けたんだよ。そりゃぁ疲れるよ。
だけど、今日は何を足搔いても、かねてよりの問題は何ひとつ解決できていないんだよ。と言う、二重三重の苦が。
これで明日のプリンが美味しくなかったら…だめだ。悪い方向に考えてしまう。
とりあえず、プリンは冷蔵庫にしまいました。
だいぶ昔に、何処かで「明日やろうは馬鹿野郎」だと言う言葉を聞いたのですが、常日頃眠っている時間を削ってまで、「今日やろうは素晴らしかろう」だとは思えない。
今日は二十一時台には眠りたい。
今朝は無駄に六時半とかに起きてしまったのですが、もちろん睡眠不足で眠りなおしました。
ああ。二十時台があと五分で終わってしまう。
明日はもっと落ち着いて、しっかり考えて、計画性を持って、一日を過ごそう。
出来る事だけやろう。役所に行く用事は後に回します。
それよりも、家の中で出来るはずの幾つかの問題をクリアして行きます。