百九十八話目「全てに抗いたい」
二千二十五年三月十一日。
今日は、とても真面目に、一日を過ごそうと、頑張っていました。
全て空回りしました。
場の雰囲気を和ませようと喋り過ぎて「私語は慎むように」と注意され。
家に帰る前に、バスにずっと乗って、徒歩でだいぶ歩いた所にある役所に行って、「時間外だからもう閉まってますよ」の看板に閉め出され。
そう言えば、早退して出かけないと役所が開いてる時間に辿り着けないんだった…と言う、以前覚えていた事を完全に忘れていたようなのだが、それにまだ納得できていない。
家に帰ってくるまで、ほぼ一時間半のロスを味わい。
疲れ果てて食う飯は…何故かホットミルクと食パン。朝食か。
朝食のほうがもっと良いものを食べていた。なんだったらプレーンヨーグルトを一パック食べた。そしてコンビニでチョリソードックを買って食べた。
昼ご飯は、ワカメとオクラと山芋と大根のサラダと、カップラーメン。カップラーメンを食べた辺りで眠くなり始め、糖質が制限されていない事を知る。
段々と蛋白質から離れる食生活に成って行って、こいつぁやばいぞ…と思ってるけど、蛋白質ってそんなに食べる気にならないし。
今は、急激に体重が減り過ぎて体力が落ちてきているから、どちらかと言うと炭水化物を食べて太りたいのだ。
だが、体のほうはどうやら「蛋白質が毎回入ってくること前提」で消化を行なっているらしい。
炭水化物を食べても、食べた直後に腹がいっぱいになって量が食べられず、その後で物足りなさが襲ってくる。
この物足りなさも、血糖値が関係しているらしい。
食事の最初にパンを食べると、一時間半くらい経ってから血糖値が下がって、デザートが欲しくなるんだって。
デザートね…。作ればあるけど、作ってないからないな。
冷やして作るプリンを作ろうか迷ったのだが、本当の帰路の途中で、「そう言えば、牛乳と生卵を合わせてバニラエッセンスを入れて飲めば、カスタードっぽい味になるのでは…」と言うよからぬことを考えていた。
プリンを作る事すら面倒くさいらしいと察し、どうせ食パンを買ってくるんだったら、バナナを買えばよかったと思った。
そしたら、ミルクセーキが作れたのに。ブレンダーとかミキサーを持っていないので、フォークでバナナを潰して、百均の泡だて器で(つまり自力で)掻き混ぜて作ることになるが。
生の卵と牛乳をバニラの香りにしただけの物を飲むよりは良いだろう。
砂糖もあるけど、今は要らない。
植物が食べたいなぁ。緑の野菜が食べたいなぁ。昼のサラダに入っているワカメが美味しすぎて仕方ないものなぁ。
現在、二十時になったばかりなのだが…。明日のために、プリンを作るか?
だけど、今現在物凄く眠たいし。どうしたものだろう。
ちょっとだけ頑張ろうか。明日の朝のために。




