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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
じうにくぎりめ:三月上旬
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百九十六話目「餓死しかけました」

 二千二十五年三月十日、記述。

 金曜日の朝、頭痛と吐き気と体に力が入らない症状で、寝込む。

 眠っている=体を休めているのに、何故苦しいんだ。そりゃぁ、お腹は減っているけど、一、二食食べないくらいで大げさな。

 だけど、さっきから唾液も飲みずらいな。口の筋肉が緩んで口内が乾燥してしまう…仕方ない、白湯を飲もう。

 ごくごく。

 さぁ、これでもうしばらく眠れるだろう。

 ぐーぐー。

 なんだかよく分からないけど、全身から苦しみが湧いてい来るなぁ、一体何なんだろう。

 仕方ない、もう昼を過ぎたし、起きて夕飯を食べよう。

 お魚のハンバーグしかないけど。

 と言う金曜日を経て。


 今日は土曜日だ。昨日夜遅くまで起きていたから、昼まで眠っていよう。

 なんか、また苦しいなぁ。一体何がそんなに辛いんだろう。一、二食食べないくらいで、大げさな。

 買い出しに行かなきゃならないなぁ。冷蔵庫にお魚のハンバーグしか残ってないからなぁ。

 時計を確認する。

 十五時か。そろそろ買い出しに行かないと、出かけるのが夜中に成っちゃう。

 なんだかわかんなけど苦しいし、もう起きよう。

 お魚のハンバーグを食べる。フラフラしながら買い出しに行く。帰って来てから、チーズとかハムとか、蛋白質ばっかり食べる。

 なんだか落ち着かないなぁ。甘いものを食べてないからかな? それなら、牛乳にバニラエッセンスを入れて飲もう。

 とくとく。ぽんぽん。からから。ごくごく。

 うん。落ち着いた。だけど、なんだか体がスカスカする。痩せてなきゃ良いんだけどなぁ。

 と思いながら風呂に入る。

 体を洗う時、自分の体のサイズが縮んでいる事を知る。

 やっぱり痩せちゃったのか。だけど、一、二食食べないくらいで、何キロ痩せたって言うんだろう(昨日も夕飯一食しか食べていない事を忘れている)。

 五十四キロは切らないでくれよ…。

 と思いながら、体重測定をする。結果、五十三点六キロくらい。二日前まで五十八キロだった体が。体脂肪率二十五点五パーセント。明らかにデッドゾーン。これは危うい、と知る。

 それから、おいどんは一生懸命ご飯を食べました。

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