百七十九話目「昼下がりのモクテル」
二千二十五年三月二日。
十三時五十三分。
天気、晴れ。気温、結構温かい。
リンゴ酢とシナモンパウダーの、何時ものモクテルを作る。飲む。酸っぱい。美味い。
どうしてもリンゴ酢のにおいを「汗のにおい」だと思ってしまう。飲むときは少しきついが、香りさえ誤魔化せればそこそこいけるのだ。
ここ数日間、料理をしていない。目玉焼きを焼くくらいしかしていない。
だが、今日は、カット野菜とハムとコンソメと塩コショウで、スープを作ろうと計画している。
今まで、コンソメで野菜スープを作っても、コンソメと野菜が「調和」していたためしがないのだが、何とかして「唯のしょっぱい野菜鍋」を、美味なスープにしたいものだ。
小腹が空いて食パンを喰らう。それから、バニラエッセンスを混ぜた冷たい牛乳を飲む。
バニラエッセンスを入れた牛乳は、コールドだと「アイスミルク」みたいに感じる。アイスミルクと言うのは、「M〇w」シリーズのような、アイスクリームの一種のこと。
ホットじゃないと香りがしないと思ってたけど、これは夏になっても美味しく飲めるかもしれない。バニラ入り牛乳。エッセンスを入れてから、掻き混ぜるのを忘れないように。
そしてインスタントのコーヒーで、昼ご飯兼おやつはフィニッシュ。
最近、夜中に帰ってくることが多いので、バスの車窓をずっと見ている。
昼間とは見えるものが違うためか、結構面白い。
昼光では見えにくい、ショーウィンドウの中とか花屋や服屋等のお店の内装がしっかり見える。
鏡がテーブルの前に置いてあって、美容院のようにも見えるけど、奥にカフェスペースがあるような様子の、内装はとても粋なお店を知っている。
本当に美容院なのか、それともメイクサロンとかなのかは、今の所分からない。




