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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
ふたくぎりめ:十一月下旬
17/300

十七話目「辛いご飯を食べましょう」

 朝八時の宣言。

 今日の夕飯はカレーにします。

 もう、宣言しておかないと、辛い物を食べようとしないと思うのです。

 コショウとカレー粉で「辛さの底上げ」をして、目玉焼きを添えます。

 問題は、米です。

 パックご飯を買って来ないと、「カレーライス」は食べられません。

 ライスを買ってきます。


 朝ご飯は食パン二枚と大量の紅茶でした。

 お昼ご飯は、たぶん菓子パンと果物のゼリーだと思います。

 大満〇ゼリーの秋版が出ていて、ゼリーの具として林檎と梨が食べられるのです。

 シャリッとした梨が美味しいのです。


 宵の入りに我帰還せり。カレーライスを食べる予定だったのを……何処かで覚えていたのかも知れないけど、何故か追加食材として、お惣菜の「肉じゃが」を買ってきました。

 まず、落ち着いて。

 カレー皿にも出来る深皿に肉じゃがを入れ、レトルトカレーをかけてレンジで三分温め。

 その間に目玉焼きを作り。

 カレーの次は米を温め。

 その間にカレー肉じゃがに目玉焼きを乗せて、それから一味唐辛子とコショウとカレー粉をかけ。

 温かいご飯を電子レンジの庫内から摘出し、カレー肉じゃが目玉焼きつきに乗せる。

 天地がひっくり返ってますけど、これが一番時短で美味しく用意できる順番だと……信じている。

 ある種の信仰なので、新しい「ルート」が見つかるまで、信心させて下さい。


 食らってみたカレー肉じゃがライス目玉焼きつきは。

 みりんがマイルドに効いていてとても美味しい。

 結構と辛くしたのに、野菜には全然辛味が通って無くて逆に美味しい。

 その代わり、レンジで加熱する事で、ゼリー状だった煮汁がつゆだくになって、カレーがすごくシャバシャバに。

 カレーと肉じゃがを混ぜる案は、「カレーと肉じゃがの基礎は同じ」と言う情報に基づきます。

 確かに、ジャガイモと人参と肉は同じだった。

 が、糸こんにゃくはイレギュラーだった。

 糸こんにゃくをつるんと食べると、跳ね上がったシャバシャバカレーがマイハンドに、ぽたり。

 気になった所と言うと糸コンの異質感だけでしたので、八割くらい美味しくいただきました。

 もうちょっと米がいっぱいあったらよかったな。百八十グラムのパックご飯はダイエット向きなのです。だけど満腹感はあるから良いか。

 じゃぁ、お茶でも飲んでゆっくりしてから、絵を描きましょう。

 今日は夜更かしはしません。二十一時には眠ります。そして明日も朝七時に起きます。

 そして、フレッシュな気持ちでデジタルで絵を描きます。

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