表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
ふたくぎりめ:十一月下旬
15/300

十五話目「乳製品さんの恩恵」

 ミルクも砂糖も使って居ない、ミルク味の飴と言うものを手に入れたのですが。

 食べてみた感じは普通にミルク飴でした。

 乳化剤と甘味料で味を作っている……のか?

 ググってみたら、還元パラチノースって言うのと、水飴とクリームで味を出しているそうです。

 水飴は糖ではないのか? いや、砂糖じゃ無かったら「ノンシュガー」って言えるのか。

 クリームの方が胃に重い気もするけど、それでも体に良いものとされている。

 世界は複雑だね。


 帰ってくる途中で、「そう言えばヨーグルト食べて無いな。食べたいよな」って思って、大入りのヨーグルトを買って来たのですが。

 家に帰って来て。

「とりあえずヨーグルト片付けよう」と思ってオープンザ冷蔵庫したら。

 一番冷える棚の所に、昨日買ったらしいヨーグルトさんが鎮座しておりました。

 三分の一ほど食べました。美味しかったです。

 だけどヨーグルトさんにジャムを混ぜてもジャムの味が全くしない。


 ヨーグルトさんの成分。

 蛋白質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル。

 ヨーグルトさんに合わせると良いらしいもの(連想の話)。

 果物、ジャム、蜂蜜、グラノーラ等。


 そして多分ジャムの匂いがしない原因は……ディフューザーだ。

 ようやく瓶の五分の二くらいまで揮発したみたいだけど、ずっと「馥郁たる石鹸のにおい」を放っていて、鼻が痛いのです。

 (くさ)いと思うにおいじゃないけど、神経が落ち着くにおいでもない。

 アロマキャンドルを焚いて深呼吸すると落ち着くけど、ディフューザーで石鹸(正確にはコットンの香り)のにおいを嗅いでも「落ち着く~」って成らない。

 早く揮発しきってくれないかな……。捨てるのは少し忍びないのです。だって、百円もするんですよ。

 その百円一枚で安い食パンが一斤買えるんですよ。

 その百円が七枚あったら、一週間を食パンで食いつなげるんですよ。

 その代わり、炭水化物以外の栄養素がスカスカになると思うので、そう言う無茶はしませんが。


 現在の僕の体としては、フルーツを食べてほしいらしい。

 甘くて水っぽい繊維質の物が食べたくて仕方ない。

 頭に血が上りやすいので冷却してほしいようだ。何処かが炎症を起こしているのだろうか。

 もしかすると、風邪を引いている可能性もある。

 体温計が壊れて久しいので、体温を測る方法が無いのだが。

 いや、毎日薬局で食パン買ってるんだから、その時に体温計を購入すれば良いのか。

 二千円以内だったら考えてみよう。

 考えるだけ考えてみよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ