十五話目「乳製品さんの恩恵」
ミルクも砂糖も使って居ない、ミルク味の飴と言うものを手に入れたのですが。
食べてみた感じは普通にミルク飴でした。
乳化剤と甘味料で味を作っている……のか?
ググってみたら、還元パラチノースって言うのと、水飴とクリームで味を出しているそうです。
水飴は糖ではないのか? いや、砂糖じゃ無かったら「ノンシュガー」って言えるのか。
クリームの方が胃に重い気もするけど、それでも体に良いものとされている。
世界は複雑だね。
帰ってくる途中で、「そう言えばヨーグルト食べて無いな。食べたいよな」って思って、大入りのヨーグルトを買って来たのですが。
家に帰って来て。
「とりあえずヨーグルト片付けよう」と思ってオープンザ冷蔵庫したら。
一番冷える棚の所に、昨日買ったらしいヨーグルトさんが鎮座しておりました。
三分の一ほど食べました。美味しかったです。
だけどヨーグルトさんにジャムを混ぜてもジャムの味が全くしない。
ヨーグルトさんの成分。
蛋白質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル。
ヨーグルトさんに合わせると良いらしいもの(連想の話)。
果物、ジャム、蜂蜜、グラノーラ等。
そして多分ジャムの匂いがしない原因は……ディフューザーだ。
ようやく瓶の五分の二くらいまで揮発したみたいだけど、ずっと「馥郁たる石鹸のにおい」を放っていて、鼻が痛いのです。
臭いと思うにおいじゃないけど、神経が落ち着くにおいでもない。
アロマキャンドルを焚いて深呼吸すると落ち着くけど、ディフューザーで石鹸(正確にはコットンの香り)のにおいを嗅いでも「落ち着く~」って成らない。
早く揮発しきってくれないかな……。捨てるのは少し忍びないのです。だって、百円もするんですよ。
その百円一枚で安い食パンが一斤買えるんですよ。
その百円が七枚あったら、一週間を食パンで食いつなげるんですよ。
その代わり、炭水化物以外の栄養素がスカスカになると思うので、そう言う無茶はしませんが。
現在の僕の体としては、フルーツを食べてほしいらしい。
甘くて水っぽい繊維質の物が食べたくて仕方ない。
頭に血が上りやすいので冷却してほしいようだ。何処かが炎症を起こしているのだろうか。
もしかすると、風邪を引いている可能性もある。
体温計が壊れて久しいので、体温を測る方法が無いのだが。
いや、毎日薬局で食パン買ってるんだから、その時に体温計を購入すれば良いのか。
二千円以内だったら考えてみよう。
考えるだけ考えてみよう。