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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
じうくぎりめ:二月中旬
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百四十六話目「整えると言う事」

 ずっと、誤解していました。

 片付けと言うのは、掃除と言うのは、「清潔にすれば良い」だけではないのですね。

 まぁ、ずっと斜めったまま敷いていた竹ラグを、きちんと壁に沿うように正方形に正したんですけど、そしたら…目がおかしくなったのかと思うくらいの、今までの空間の歪みを認識しました。

 壁と、目線と、テーブルの位置と…いや、家の中にあるあらゆる物の位置が、ピシッと整ってるように見えるのです。

 竹ラグを整えただけで。

 今までの違和感は何だったのかと思う整いっぷり。逆に、整ってるのが不思議。

 それから、よく考えてみると、僕はいつもこの二畳敷きの竹ラグの範囲から、ほとんどはみ出て行動していない事にも気づきました。

 パソコンを打つためのデスクと、本や機材を置いているラックと、洗濯物掛けと、普段着を入れておくタンスと、本棚の類は竹ラグのスペースではない場所に置いてあります。

 なのに、今一つ部屋の中が片付いて見えないのは、小間物がごちゃごちゃ置いてあるからです。

 この小間物を整頓するための「箱」とか、「棚」が必要なのです。

 今までは、「見せる収納」と言うか、見えるところにあってくれないとちょっと困ると思って、見える場所に置いていましたが、流石に…。

 (説明を書いている途中で整頓を始める)


 今にも雪崩落ちてきそうだったノート置き場を、一頻り整頓しました。やっぱり手回り品を片付ける小棚的な物がないと収まりがつきません。

 だけど、収納できるからと言って物を増やしてはいけない。何故なら、「おしゃれな部屋」を目指しているからです。

 自分のいる場所を好きになろうと思ったのが発端なのですが、「おしゃれで整っていたら」、きっと素晴らしいに違いない。

 僕の生活にはメモ帳かノートが必要なのですが、使いかけのメモ用紙の束が三セット出てきました。

 なんだか無性に早く使い終わりたい。

 まずは、枚数の少ないほうから使い終わるようにしよう。

 明日の買い出しの一覧でも書いておこうか。

 なんだかとてもやる気があるので、キッチン台も整頓してみよう。

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