表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
じうくぎりめ:二月中旬
141/300

百四十一話目「自分史上最上級」

 バターを使い、アクをしっかりとって煮込み、美味しくできるはずのルゥを正しい方法で使い、とてもお腹が空いている状態で、シチユウを食べた。

 今までで食べたうちで、最高に美味いシチユウになった。

 何が旨いって…全部美味い。クリーミーさとか、野菜の煮加減とか、スパイスの利いている香りとか、いくらでも食べてれる感覚とか。

 最近のシチユウルゥはとても上等なんですね。おまけに、正しい使い方をすると言う事は、ケチって使って味が薄くなったりしていないから、量は少しでも、生産者さんの意図する美味さを引き出せているはず。

 ちなみに、一晩おいて今日食べたシチユウは、そんなに違わなかった。その点において、カレールゥとは根本が違うらしい。

 料理が美味しくできるという事は、次もまた食べたくなるという事である。

 自分で作っても、ちゃんと美味しくなる。と言う、一抹の希望が見えてきてしまった。


 シチユウを作る前に、自分で材料を集めてミネストローネスープを作ることも考えていたが、それを叶えるか、それとも無印のインスタントミネストローネで我慢してしまうかを迷っている。

 だが、インスタントでこれだけおいしいなら、本物の材料を集めて実際に作ったら、もっと美味しいかもしれない。

 なんでミネストローネスープにこだわっているかと言うと、小中学校時代に、給食に出てきたミネストローネスープがとても美味しかったからだ。

 基本的には野菜スープで、肉は小さなベーコンしか入っていなかったのだが、風味と言うか、色んな味が混ざって調和すると言う現象が好きだったのだと思う。

 特に、セロリの苦みとシャキッとした歯触りが好きで、スープの中の野菜を拾い集めて食っていた。

 やはり、ちょっと材料費がかかっても、一回で良いから自分でミネストローネを作ってみよう。

 ホゥルトメィトと具材の野菜と、スープのためのスパイスがあれば作れる。

 前も書いたが、本当に乳鉢が欲しい。バジルを粉々にするために。どこかの百均で売っていないだろうか。


 夕飯と夜食にシチユウを食べて、「やれやれ。これで太ったはずだぞ」と思って、風呂上がりに体重測定をしたら、五十四点九キロだった。

 野菜と少量の肉では太りません。と言う事が分かった。

 良いもん。太らなくても体力があるうちに運動するもん。負けるもんか!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ