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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
きゅうくぎりめ:二月上旬
140/300

百四十話目「シチユウをつくつた話」

 ちゃんとアクを取って、澄んだスープにルゥを投じ、火をとめたまま煮溶かす。

 それから牛乳を百CC入れて、五分間弱火で煮込む。時々かき混ぜる。

 と言う経過を経て、今はいつも通りに、適温になるまで鍋を放っておく時間です。

 自分で作ると、出来上がったらすぐ食べようとしてしまうので、火も通ってなければ適温でもない「ただのあちぃ生野菜」を食う事になるのです。

 肉に火を通す前に、塩コショウとナツメグを振っておきました。肉そのものが美味しくなっていれば良いのですが。

 肉にナツメグを入れると美味しくなるのは、フードコートで千円のスープを食べた時から知っていて、最初はどんなスパイスか分からなかったけど、後々調べてみたんですよ。

 でもって、そのナツメグをゲットしたので、肉を使う料理には大体合わせてみようと心得ておるのです。

 鶏肉にまぶしたほかに、蓋をして余熱調理をする前の鍋にも、二振りほどナツメグを入れておきました。

 さぁ、思ったように美味しくなるだろうか。


 今まで、「辛くすること」ばっかり気にしていたんですが、「美味しくするスパイス」って、良いと思うんですよ。

 そんな事を書いているうちに、キッチンのほうから良い匂いが漂ってきているのと、ちょうど何時もの夕食の時間なので、とても腹が減ってきました。

 もう、シチユウを作る前から腹は減っていたので、胃袋さんとしては待ちに待った夕飯だと思います。

 何せ、今日の昼ご飯はカップ焼きそばの塩味で、おやつはアーモンドチョコレート四粒だったのです。その他に口にしたものは、ミルクコーヒーと茶だけ。

 今回は食料が少ないのに雪に閉ざされた二日間を過ごした影響があるので、多少の節食状態になったのは仕方ないと思うのです。

 だけど、昨日まで栄養満点の食事をとっていたのに、急に眠って誤魔化すしかなくなった初日はとても辛かった。

 ご飯が定期的に入ってくると思い込んでいるお腹は、「空っぽだよう。ご飯食べようよ」と訴えかけてくるし、眠りながらもよだれはだらだら零れるし。

 その初日を乗り越えたからこそ、カップ麺(今日の昼ご飯)を食べた状態で、買い出しに行けたのですが。

 災害備蓄って必要なんですね。これからもカップ麺は買い置きしておこう。

 特に、おうどんが「腹が空っぽの状態で食べても優しい」と分かったので、カップうどんを箱買いしておきたいです。

 だけど、箱買いできるうどんって、メジャーなのになりますよね…。

 予算を超えるほど高かったら、何時も買っている八十八円のカップうどんを、少しずつ買いだめておくようにします。

 さて、十分待ったので、そろそろ余熱調理も良い頃合いかな。

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