百二十七話目「卵とハムのうどん」
朝起きて、卵ご飯を食べて、コーヒーを飲む。
合わない。
昼の休憩時間、ハムチーズマフィンとバタークッキーを食べて、スポーツドリンクを飲む。
なんだか訳が分からない。
気が休まらないうえに、胃袋も休まらない。
甘い紅茶と甘いコーヒーと、追加でスポーツドリンクを飲む。
熱々の甘いコーヒーをスポーツドリンクで薄める。コーヒーの苦い香りがスポーツドリンクの爽やかさに混じり、何か、良い物のような気がする。気のせいかも知らんが。
夕飯、深皿に居れた袋茹でうどんに出汁つゆをかけ、ハムと生卵を乗せる。生卵の黄身は、フォークで刺して穴をあけておく。
ナツメグ、胡椒、一味唐辛子を少量ずつ入れる。
深皿の中に水を入れる。
今回は二分だけの過熱にしておいた。
出来上がったうどんは、ちょっとしょっぱめで、こしはしっかりあった。
もうちょっと煮えてほしかったが、電子レンジ調理でそれを求めると、皿が熱々になって持てなくなる。
麺とハムを食べた後、出汁を飲むために、電気ケトルで沸かしたお湯を注ぐ。
卵が熱に反応して、めんつゆが濁る。そして、何か…油のようなものが浮いている。多分ハムから出た油だろう。
ハムから出た油は一味唐辛子を包括していた。
飲んでみる。おお、うめい。って成る。
だが、何か物足りない。
アーモンドチョコレートを三粒食べてみる。これじゃないと察する。
食パンを二枚食べてみる。問答無用で胃袋は黙った。炭水化物か。やはり炭水化物なのか。