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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
はちくぎりめ:一月下旬
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百十一話目「文字にして考える」

 昨日から復活した、アナログノートで考え事をする方法。

 で、考えていたんだが。

 考えただけで疲れてしまったことも幾つかある。

 もうやめようかなーと考えているが、ノートを使う思考方法としては、その「もうやめようかなー」と考えている原因まで記述しないとならない。

 何が原因で「やめたい」と思っているのかとか、もっと発展的に進められる方法はないかとか、そう言う事をあらかた考えてから、やっぱり続けようになるか、やっぱりやめようになるかを思考するのが、頭を使うと言う事。

 身体の調子がよくないばっかりに発作的に「やめたい」と思っている場合もあるので、そこも注意しなければならない。

 例えば、おいどんがノートに書いた「動画を作ることをやめたい理由」は、以下の通りだ。

 一、時間がかかりすぎていて楽しくない。

 二、音楽自体の楽しさを忘れてしまっている。

 三、絵本風動画は絵がたくさんいる。

 四、お腹が空いている。

 五、〆切がはっきりしていないのでたるみがち。

 この中で、最たる理由は四番だと思う。

 起きた直後、食事も飲み物も何も口にしないで、今日は動画を作ろうかな…っていう発想を持つのは、まずおかしい。

 最初に考えるべきは、何を食べて何を飲んで、一頻りまったりすることである。

 実際に、ご飯食べてお茶を飲んでから休憩して、作りかけの動画を見てみると、楽しいし面白いし、もっと面白くしたくなるのだ。

 なので、「動画を作る活動をやめたい」と言う、大規模な「やめたさ」ではなくて、「今はお腹が空いているから、この直後から飯も食わずに動画を作るのはやめたい」と言う、小規模な「やめたさ」だったのだろう。

 おいどんは、ほとんど常に何かしているので、「やめたい」と思ってしまうのほうなのだが、世の中には、何もしていないのに疲れ切って「死にたい」と思ってしまう人もいるらしい。

 そう言う人も、「死にたい」原因は、お腹が空いていたり、喉が渇いていたり、眠たかったり、体が凝っていたり…と言う生物的な発作かもしれないので、まずはそれ等を解決してみよう。

 人生の問題は原因を追究しにくいらしいが、体の不調は原因がはっきりしている。

 世の中には、孤独が嫌で死ぬ人もいるが。

 孤独に見舞われて死にたくなった時は、「未来永劫寂しさが続くんや」とは思わずに、まずはどら焼きを温めて食べて、ぬいをモフモフウとしてみよう。

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