百話目「脅かされる健康」
朝起きて、アーモンドチョコレートを食べ、ミルクコーヒーを飲み、支度をして出かけました。
おやつに、チョコレートドーナツと、クリームパンを食べました。
お昼ご飯に、唐揚げ弁当を食べました。
したらば、胸やけと胃もたれが発生。悪寒が走り、冷や汗をかき、今にもティキン達を吐き出そうと、胃袋さんが構えていました。
待って、胃袋さん! 今、お茶を…めっちゃ濃い紅茶を飲むから!
と念じて、実際に自販機で売っているめっちゃ(タンニンが)濃い紅茶を飲んだのですが、胃袋さんは「いやだぁぁぁあぁあぁ。おいらはこいつらを消化したくないんやぁああああああ!」と、暴れていました。
だけど、胃袋さんがその気でも、食道を逆流させなければ、いつか胃袋さんはその仕事を終えてくれるのです。
「なんだよぉ。なんでこんな奴等ばっかり体に入ってくるんだよぉ。大体油っこいよぉ。何を勘違いしているんだよぉ。おまいの好きなものを食ってたら、体が壊れるんだよぉおぉぉぉぉ!」
と、散々胃袋さんにぐちぐち言われた。
おいどんも、しばらくは「これはまずいかもしれない。家に帰ったほうが良いかもしれない」と思ったけど、ずっと前に吐きそうになった時より吐き気は軽度だったので、胃袋さんに頑張ってもらった。
お茶の効果があったのか、帰宅時間になる頃にはすっきりしてきました。
その代わりに、頭はドーンってなりました。
現在二十時三十分になる所ですが、ドーンってなってるせいで、全然眠くないのです。
ちなみに夕飯は、パンに目玉焼きをのせて食べようとして、目玉焼きの「黄身の蒸し焼き」に失敗して、どろぉり…って黄身が流出したのを手で防ごうとして、宙に浮いた目玉焼きを素手で握りしめることになました。
手をちゃんと洗ってあったので、ギリギリセーフだと思って、握りしめた目玉焼きを食いました。
ちゃんと植物を食べないから、油に当たるんだよ。おいどんよ、サラダを食べなさい! と言う事を胸に刻んでおきます。
いつまでも「本能的に食事をとっていても平気」なわけではないのです。
なんだったら、十年前のほうが「体に良い食事」をとっていました。肉をほとんど食わなかったけど、とてもヘルシーだった記憶があります。
一日の間に、何にも考えてない適当な食事をとってみてわかったのです。胃袋さんは何より正直だと。
だけど、吐いちゃダメです。
食ったものを戻そうとしないでください。
僕もしっかり考えて飯を食うようにするから。今日はちょっと…選択肢を失敗したのです。
米が食いたかったばっかりに。
頭がドーンってなってるのを解除するために、これからお湯を大量に飲みます。二十二時までには眠くなってほしい。