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溺れるほどカプサイシンを求める日々の日録  作者: 夜霧ランプ
ひとくぎりめ:十一月中旬
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十話目「体が温まるやつ」

 急に冬が来ました。積雪はないけど、急に寒くなりました。僕の家には、今、温かい飲み物が……ありません。

 その代わりに、インスタント味噌汁があります。カップで作れる便利なやつです。今晩は、こいつに、一味唐辛子を、気持ちだけ投入して、飲みたいと思います。

 思っただけじゃなくて、実行します。


 カップに味噌と油揚げの具を投入。一味唐辛子を、一振り、二振り。

 ティフ○ールでお湯が沸きました。

 お湯投入、マドラーで掻き混ぜます。

 カップの表面温度で手の平の暖を取り。

 一口。二口。

 美味い。


 昼下がりくらいから、ずっと魚が食べたかったのですが。

 今日はお昼ご飯代の四百五十円以内で「何も付いていない唯のパンケーキ八枚」を一袋と、剥き林檎一袋を買って、甘い物への飢えを癒してしまったので。

 魚への願望は叶えられませんでした。

 明日の昼ご飯は、カップラーメンの予定ですが、サイドメニューにコンビニで焼き魚を買おうかと考えています。

 食べたい物が必要な栄養だったりするので、味覚には正直に生きよう。

 今年に入って食事改善をするまで、「俺は何で何時も腹が減っているんだろう」って、不思議に思って居た自分は愚か者です。

 生きてりゃ腹は減るんじゃ。三時間に一回くらいの感覚で腹は減るんじゃ。なんで朝ご飯を六時に食べたら十二時まで腹減らずで居られると思って居たんだ。

 過去の貧乏生活から来ている「一日に三食しか食べてはいけない縛り」の影響だと思うんですが。

 元は、おやつと言うものを食べる習慣が無かったんですよ。おやつを食べるようになっても、「足りんなぁ」と思ってドリンクで誤魔化していたのです。

 その結果。

 重度のカフェイン中毒に。

 水の代りにコーヒーを飲みながら、「飲んでも飲んでも喉が渇く」とか、「夜やし疲れてんのに眠れへん」と、ずっと、カフェインによる影響と戦い続け。

 ついに戦いに敗れ。

 胃袋は「これ以上は耐えきれんのじゃ!」と嘆き。

 数日間の離脱症状を連休の間に通り抜け。

 ようやくカフェインオフにも慣れました。

 緑茶と紅茶はよく飲むので、完全なカフェインレスではありませんが、熟睡できなくなるほど覚醒状態ではなくなりました。

 お代わりで飲んだ唐辛子無し味噌汁が、とても癒される。

 家は寒いは、食べる物はカライは、姿勢を支える筋肉は衰えるは……そりゃぁ辛いよね、胃袋様よ。

 明日は目玉焼きとウィンナーを焼いて、食パンにジャムを塗りたまえ。

 準備がめんどいとか思うでない。

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